家を新築したんだが見に来て欲しいとのこと、
えっ?家を建てているなんて初耳です。(誰が設計したんだょ)
「幅広の外開き窓が危ないのだが、開閉角度を調整できないか?」
と現場で泣きつかれても、工務店さんの立場もあります。
よくある対応策は手すりを無料で設置して、
妥協(現状に納得)していただくのですが、そちらの工務店さんは
メーカーに問い合わせたが調整は出来ないの一点張りだそうで、
それっきり対応していただけなかったため、
私に相談の電話がきたという訳です。
私も面倒に巻き込まれたくなかったので
「手すり案」を助言して終わらせるつもりでいたのですが、
現場で外開き窓の詳細な構造を眺めていたら、
一工夫で調整できる方法を思いついてしまいました。
メカ好きの悪い癖です。
すぐに知り合いのガラス屋さんを呼び、
納まりを相談し、翌週には試作品での実験成功!
ガラス屋さんの手違いで今朝再度調整に伺い
大きな窓は換気のためにほんの少しだけ開く窓に改造完了です。
(既製品の想定外使用は設計事務所の専売特許なのさっ!)
問題点は、製造物責任法(通称PL法)です。
窓の下側にあるレールにストッパーをビス止めしただけですが、
不法改造品となります。
想定外の使い方による事故はメーカーの保障対象外です。
もちろん、この改造を知らない工務店さんも無関係です。
友人には、乱暴に扱って壊れても
全て自己責任で直さなければならないことを説明しておきました。
設計者にとって「建物を丁寧に扱わなければならない呪縛」は
建物の寿命を長くする魅力的な「作戦」ではありますが、
通常は実施されにくい「作戦」です。
(頑丈なものは長持ちするという幻想にはかないません)
んまぁ〜
今回は、窓の設計は難しいという話ですね。つまり
↓面白かったらポチッ↓
追記:
報酬は地元の洋菓子詰め合わせです(笑)
「今それ以上の報酬を受け取ると、将来責任問題が発生するぞ!」
脳内セキュリティーシステムが警報を発しています。
費用はガラス屋さんとの間で決めていただくことにして
私は足早に現場を退散するのでした・・・
無責任に聞こえるかもかもしれませんが、
友人は(今のところ)満足しているので勘弁して欲しいです。











