2008年07月09日

チョット冷静になってきた。

「常陸の家」に超長期住宅の補助金が付くことになったことを
お世話になった方々に報告し、一息ついたら業界紙の取材の電話
まだ設計もしていない建物の話を大袈裟にするわけにもいかず
やんわりと話を切り上げました。
ごめんなさいね、
大風呂敷を広げると自分の首を絞めることになるからねぇ♪

そしてメールをチェックすると、早速来ました。
国土交通省からの問い合わせです。
「先日採択された提案書に記入された内容は
本当に全て実施するのでしょうね?」
超意訳ですが、そんなことが書かれています。
(クソッ!図面を描く時間がない!)

もちろん、出来ないことは提案していませんから
「問題ないですよ♪」なのですが、
一つだけ気になる点があり書き加えておきました。

今回の建物は簡単に言えば断熱改修なのですが、
敷地の北側にある土地に移築しますので
法的には「新築」の扱いとなります。
今回の補助金は200年の耐久性を持たせることが条件ですので
性能評価を受けることが義務付けられています。
おまけに
【構造躯体の耐久性】は劣化対策等級3相当以上とあります。

古い建物ですので4寸以上の柱が使われていますので
ほぼ問題なしなのですが、一部に基準値である12cmに
若干足りないモノが数本混じっています。
さて困りました。
「長期間大切に使われてきた材料を出来る限り活用する」
という改修のコンセプトを掲げておりますので
これらの柱も是非再利用したい部分であります。
和室の書院の柱などですので、
この建物を建てた先人は、どうしても細くしたかったのでしょう。
キレイな床の間ですので何か理由は在るはずです。
(それを読み解く力がないのが悔しい)
でも、
耐久性の等級を優先しなければならないのでしたら
移築時に柱を基準に合わせて入れ替えなければなりません。
そこだけピカピカの柱になってしまいます。

補助金の担当者にその旨をメールで伝えましたが、
どのような対応になるのでしょう。

これって、超長期住宅の趣旨の解釈の仕方だと思います。
劣化の等級を強引に満たした建物より、
深い思い入れのある家の方が長寿命となる可能性を持つと
判断できれば「数mm」条件を満たさない程度で
劣化対策等級が一つダウンしても問題ないはずなのです。

と、だいぶ自分に都合のいいことを書いてみましたが、
きっとボクだけ特別扱いにはならないでしょうね。

担当者も困ってると思いますよ
「60年前の建物を新築で申請する」なんて提案は
全く想定してなかったでしょうから!

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追記:
行政に事前相談に行ったら、
現在の基準に適合することが出来るのかと念を押されました。
こちらもかなり高いハードルとなりそうです。
posted by TOY-order at 05:15| Comment(3) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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