2011年02月05日

銘木神話

「内郷の家」では室内側の窓枠が取り付けられています。

uch3485.jpg

壁の断熱厚さが市内で建てられている家の倍ありますので、窓まわりの納まりが違ってきます。写真のように全ての窓が出窓のようになります。棚の奥行きが25cmですので、使い方を考えていきたい部分ですね。

現場には内装用の建材も運び込まれています。

uch3489.jpg

長さ4.5mの1枚板です。和室に敷かれます。もちろん、設計ではそんな豪華な材料は考えていません。今回の現場の棟梁が銘木好きの方でして、問屋で良い原木を見つけると板にして10年以上乾燥させていたりするのです。そして、ここぞという見せ場があると、こんな材料があるから使いませんかと言ってきます。
私のお客様には「材木は無節でねばならぬ」なんて言う人はほとんどいませんし、銘木や無節にこだわるお客様は減っていると思うのですが、そんな家はつくられ続けています。そのカラクリがこれだったのですね。銘木好きの大工さんがコツコツ集めているのね。勉強になります。

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追記:
新建材のカタログ設計の内装は苦手です。
天然木材の内装はおもしろいですが、
素材の組み合わせとバランスが難しいですね。
いい素材が主張しすぎるのも嫌ですので緊張しています。

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住宅断熱勉強会

昨年3月に完成した「までいな家」に行ってきました。
目的はしゃべりの仕事です。

mad00365.jpg

までいな家は、体験型モデル住宅ですので、飯舘村のどこかにありそうな家の形をしています。もちろん内部も住宅のスケールになっています。施設の和室に机を並べ、村民15人程度を対象に省エネと快適性について2時間しゃべる予定だったのですが、原町、福島市、田島町などの村外の方や、遠くは宮城県や茨城県からもお客様がいらっしゃいまして、来場者は30人を超えました。家づくりのマニアックな話に興味を持つ方は確実に増えていますね。

「何故断熱が大切か」というタイトルでスライドを作成し、サッシの選び方や、寒冷地での断熱材の必要厚さなどを説明しました。さらに大平洋側での断熱性能の落しどころと、建物全体のエネルギー消費量を把握する必要性など、かなりマニアックな内容です。

少し時間が余りましたので、施設内を案内しました。全室暖房で建物内の温度差を無くすことは簡単で、快適な温度差をデザインすることに興味があること、エアコン1台で全室暖房する場合の暖房計画と平面計画など設計のハードルがいつの間にか上がっている事などを話してきました。

必要に迫られ追いかけてきたのですが、気が付けばかなり積み上がっていました。でも、この道は先が長いですね。まだまだ知らないことばかりです。

mad00444.jpg

施設には離れの作業場があります。ここにも温水暖房が入っていますが、住宅棟より若干マイルドな暖房設定温度になっています。作業室ですので、住宅のリビングのような快適性は不要です。これまで寒さのために半年間使えなかった離れの作業場を省エネで利用するためのノウハウが詰まっています。

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追記:
私のお客様も来場して下さいました。
しゃべりの仕事終了後に、
知り合いの工務店さんに、改修の納め方について相談してきました。
はい、講師より詳しい方が数人紛れ込んでいますので
困りますね(笑)

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2011年02月04日

防湿工事

「内郷の家」に断熱材がようやく届きました。
グラスウールの品不足は何とかなりませんかね。メーカーも売れる商品から製造しますので、私がほしい高性能で裸(袋に入っていない)のタイプは月に一度しか生産しないというので、タイミングが悪いと納入は1ヶ月遅れます。昨年の10月に注文したのに危うく工事がストップするところでした。

uch00361.jpg

どうにか断熱工事が終り、防湿工事まで進みました。裸のグラスウールを初めて使う大工さんでしたが、とても丁寧な仕上がりです。全て隠れてしまう部分ですが、断熱工事はキレイに仕上がっていると性能が良くなります。大工さんにとって決して見せ場ではありませんし、お客様もそれ程興味がある部分ではありません。そんな作業を黙々と仕上げる職人さんには心から感謝しています。

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追記:
写真の壁上部にはFIX窓が入ります。
朝日の具合とか確認しては、ニヤニヤしています。
完成内覧会は早朝をお勧めします(笑)

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2011年02月03日

レンガ煙突マップ作成中

昨年春から自転車に乗りはじめてもうすぐ1年になります。ダイエット目的だったはずなのに最近はもっぱら街歩きがメインになっています。そして、行く先々で美しい風景や気持ちいい町並みを見つけては、友人に自転車で案内しています。

ボクは古い建物やキレイな街並みが大好きで、お客様から古い建物を壊して新築したいと相談されたのに、既存建物がまだまだ使えると勝手に判断し改修案を提案したこともあります。その後は聞かないで下さい。悲しい思い出です。

でも、どんなに大切に思っていても、それらの建物は突然解体されてしまいます。何の権利もない私に連絡する必要もありませんし、連絡なんかしたら反対するのに決まっていますから絶対に連絡なんかあるはずがないのですが、大好きな風景を期待してそこに行ったときに、突然の喪失感に呆然とする事が度々あります。

その喪失感は毎回決まって「ここにお気に入りの何かがあったのに、何があったのか思い出せない」という形で襲ってきます。あんなに好きだったはずなのに覚えていない「記憶の欠損」とは何なのでしょう。同時に自分の身体に穴が開いたような不安感を覚えるのです。あの不快感はボクの建築家としての良識とは別の、身体の底の方にできた空洞に判読できない文字列のようなものが溜まっているのです。

もしかするとボクは大好きな風景が変わらない事実を確認していただけで、最初から何も覚えていなかったのかもしれません。例えば、同じ街並みに反応する美意識で自己確認していたと考えると、風景が壊される事で、確認されるはずの「ボク自身」がそこに見当たらなくなる訳ですから、身体的喪失感と感じられることは必ずしも大袈裟な表現ではないのかもしれません。自分は確かにここにいるのに、ここで美しいと感じる自分がいない喪失感です。薄い残り香と、判読不能な文字列という情報でそうにか欠損部分を補っています。

悔しいのは、新たな風景を簡単に受け入れる自分の存在で、直前の喪失感は数分後に別の風景で補完されすっかり上書きされてしまうこと。古い街が好きでそれを保存する設計の仕事をしているボクでさえこのレベルなのです。

自分の物ではないキレイな街並みを失いたくないから、その風景を誰かに話そう。その喪失感を共有できる仲間を増やそう。少し強引かもしれませんが、それがボクたちにできる「まちづくり」なんだと思います。

この1年間で集めたレンガ煙突の地図です。たくさんの方と地図を共有していけたら嬉しいです。


より大きな地図で いわきレンガ煙突・レンガ建築マップ を表示

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追記:
こんど地図に写真を載せます。

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2011年02月02日

屋根裏探検

「赤井の家」は性能リフォームとなります。
長期優良住宅の補助を受けて、断熱性能と耐震性能を確保する改修を行います。
大胆に間取りを変更する改修案が決まりましたので、既存建物の詳細な調査を行うことになりました。

fun00243.jpg

屋根裏に光が差し込んでいます。

fun00256.jpg

こちらからも光が漏れている。
もちろん天井面に断熱材なんて無い!

fun00275.jpg

上棟式の痕跡発見!
天井裏の構造が分かりましたので終了です。
天井裏大好きです。

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追記:
埃まみれになってしまうのも好き(笑)

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2011年02月01日

スリット

「内郷の家」はいよいよ内装工事です。

uch3470.jpg

まずは床のフローリング張りから始まります。窓際の1枚目には不思議なスリットが入っていますが、これは暖房用のガラリが付く部分です。床下で温められた空気がこのスリットからゆっくり上昇して部屋を暖めるのですが、実はそんなに単純な動きではありません。大きな窓面で冷やされた空気がガラスに沿って落ちてきますので、床下からの上昇気流とケンカになります。お互いに熱の受け渡しをして仲良くなったり、冷たいまま床下に吸い込まれたり、暖気を押しのけて床面を這って流れたりと、内外の温度差や日射、床下のコンクリート温度などの条件で毎回複雑な動きをしているはずなのです。目に見える流れではありませんのでこの文章も憶測です(笑)

それでも普通に温かくなりますので「難しく考えなくてもいいのかな?」なんて思ったり、暖房試運転時しながら一生懸命考えたり、10年以上付き合っていますが奥の深いスリットなのです。

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追記:
今回の床下暖房は温水ではなくエアコンです。
初の試みで緊張しています。

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