2011年02月03日

レンガ煙突マップ作成中

昨年春から自転車に乗りはじめてもうすぐ1年になります。ダイエット目的だったはずなのに最近はもっぱら街歩きがメインになっています。そして、行く先々で美しい風景や気持ちいい町並みを見つけては、友人に自転車で案内しています。

ボクは古い建物やキレイな街並みが大好きで、お客様から古い建物を壊して新築したいと相談されたのに、既存建物がまだまだ使えると勝手に判断し改修案を提案したこともあります。その後は聞かないで下さい。悲しい思い出です。

でも、どんなに大切に思っていても、それらの建物は突然解体されてしまいます。何の権利もない私に連絡する必要もありませんし、連絡なんかしたら反対するのに決まっていますから絶対に連絡なんかあるはずがないのですが、大好きな風景を期待してそこに行ったときに、突然の喪失感に呆然とする事が度々あります。

その喪失感は毎回決まって「ここにお気に入りの何かがあったのに、何があったのか思い出せない」という形で襲ってきます。あんなに好きだったはずなのに覚えていない「記憶の欠損」とは何なのでしょう。同時に自分の身体に穴が開いたような不安感を覚えるのです。あの不快感はボクの建築家としての良識とは別の、身体の底の方にできた空洞に判読できない文字列のようなものが溜まっているのです。

もしかするとボクは大好きな風景が変わらない事実を確認していただけで、最初から何も覚えていなかったのかもしれません。例えば、同じ街並みに反応する美意識で自己確認していたと考えると、風景が壊される事で、確認されるはずの「ボク自身」がそこに見当たらなくなる訳ですから、身体的喪失感と感じられることは必ずしも大袈裟な表現ではないのかもしれません。自分は確かにここにいるのに、ここで美しいと感じる自分がいない喪失感です。薄い残り香と、判読不能な文字列という情報でそうにか欠損部分を補っています。

悔しいのは、新たな風景を簡単に受け入れる自分の存在で、直前の喪失感は数分後に別の風景で補完されすっかり上書きされてしまうこと。古い街が好きでそれを保存する設計の仕事をしているボクでさえこのレベルなのです。

自分の物ではないキレイな街並みを失いたくないから、その風景を誰かに話そう。その喪失感を共有できる仲間を増やそう。少し強引かもしれませんが、それがボクたちにできる「まちづくり」なんだと思います。

この1年間で集めたレンガ煙突の地図です。たくさんの方と地図を共有していけたら嬉しいです。


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追記:
こんど地図に写真を載せます。

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posted by TOY-order at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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