2008年07月04日

FF暖房機

建物の断熱性能を確保しても、
熱が全く逃げなくなる訳ではありません。
「断熱材」なんて書くと、熱が逃げないようなイメージですが
実際は内側と外側の温度差を長時間保たせる
「保温材」と書くべき建材なのであります。
つまり、断熱材だけでは建物は暖かくなりません!

おまけに24時間換気設備などという
「保温」と逆の機能を持った設備機器の設置が義務付けられており
室温はどんどん外気温に近づいていくのです。
超高断熱化と生活廃熱を最大限活用する設備を導入しても
暖房費ゼロの家はなかなか造れませんので
私は黙って暖房設備を計画することにしています。

さて、
ここで書く「暖房」とはもちろん全室暖房のこと
家中どこにいても寒くない環境!
少し前までは、家中が室温一定などと考えていましたが、
寝室は少し温度が低い方が快適とか、
脱衣室は使うときだけチョット高めにとか、
物足りないときは小型の電気ストーブを使って等々、
心地よい温度差を計画するようになっています。

そのため暖房設備選びはかなり慎重です。
「空気を汚さない」「空気を動かさない」これが最低条件ですので、
開放型のストーブやエアコン、ファンヒーターなどは使用不可!
温度の微調整が出来ないようなエネルギー密度の高い機器もダメ!
(夜間電力の蓄熱暖房機ね)
耐用年数が違うモノの中に設備を埋め込むことも納得できない!
(床暖房・電気土間蓄熱暖房)
これでかなり選択の幅が減りました。

それらを検討すると
どんなエネルギーに対しても対応可能な温水暖房パネルは
かなり優秀です。
構造躯体や仕上げ材と絡まない位置に
温水暖房用パネルを配置するとメンテナンス時に便利ですし、
パネルを床下に配置すれば暖房機が邪魔になることもありません
床下のコンクリートに蓄熱されますので
室温はさらに安定するという付加価値まで付いてきます。
熱源は何でも良し!(私は主に灯油ですが、電気、ガスも可)

今のところ、これが一番お気に入り「床下放熱暖房システム

問題点は価格!
最近さらに値上げして「2万円/坪」を超えてしまいました。
ローコスト住宅には絶対に使えません。

断熱性能を十分確保すればFFストーブ1台でも
全室暖房は可能ですが、暖房機がある部屋から暖まりますし、
いわきは日照時間が長く真冬日が殆どありませんので
長時間暖房を勧めても実施されません(日差しが温かいのよ)
建物全体に熱が行き渡りやすい建物形状と断熱性能、
さらに暖房運転のコツさえ掴めばこれでも十分快適です。
あぁ〜
FFストーブで全室暖房はなかなか大変ですね。
おまけに燃料「灯油」だし!
ハイベックがリーズナブルでお勧めです。
床下暖房の半額以下!

さらにこの半額で同じ能力のファンヒーターが手に入りますが、
熱風を吹き出しますので、
上下の温度差、不快な足下の気流感などの原因であり嫌〜ぃ。
(これは無いね)

サンポットには、
FFストーブの排気口の熱を回収して床暖房のパネルに使う
何となくエコなストーブもありますが、
所詮廃熱を回収したエネルギーですので
ホットカーペットのような形状の温水ソフトパネルしか付きません。
(温度もそれほど上がらないとのこと)
夏も敷きっぱなしで、段差11mmではちょっと無理ですね。

それなら、
ストーブと小型ボイラーが一体になった「カベックツイン
ストーブの扱い安さと床下暖房の室温安定性が同時に得られる!
数年前に何台か使いましたが、
せっかく床下にパネルを配置しても
皆さん使い勝手のよいストーブしか使いません・・・
床下にお宝眠らせたままなのよ・・・しかも当然高価!

と、ここまで書くと私の暖房の選択肢は
@ FF式の反射型ストーブ
A エントツ式の暖炉(←これ憧れる人多い!)
B 床下温水暖房
となりますね。

FF式は排気口が外ですので非暖房シーズも固定なのが嫌だけど
我慢するしかないところ。
別売りで簡易な着脱ユニットもあるようだけど、
日本人はこの手の自己責任を極端に嫌うのよね。

今回はサンポットの回し者のような文章です(笑)

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追記:
今日「小名浜の家」の減額打ち合わせで
B番の暖房を@番に変更するために話した内容です。

お客様はまだ悩んでいます。
予算を無視してB番の良さをアピールしすぎだった・・・(反省)






posted by TOY-order at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-@初心者向け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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