2008年07月25日

「土間のある家」の夏対策!

久しぶりに「土間のある家」の前を車で通りました。
この家には冬の日差しを蓄える土間があるのですが、
そこに夏の日差しを蓄えてしまうとかなり不快になります。
簡単なのは葦簀(よしず)などによる日除けですが、
こちらのお客様はもう1ランク上の手法を採用していました。

その方法は「窓の外に蔓性の植物を育てる」です。
時間がなかったので写真がありません。たぶんアサガオですね。

夏の日差しを受けてぐんぐん伸びています。
植物の光合成について思い出して下さい。
(忘れてしまった人はこちらで勉強しましょう)

植物は根から吸い上げた水と太陽の光のエネルギーで
二酸化炭素を吸い込み酸素を吐き出します。
ついでに水蒸気も吐き出します。

空気中の二酸化炭素の話はチョット置いといて、
ここで重要な点は水蒸気です。

植物が水蒸気を吐き出したら
湿度が上がって蒸し蒸しするようなイメージがありませんか?
ちょっと違います。

植物は動けませんので太陽の熱で体温が上昇するのを防ぐため
水蒸気を出しているのです。
人が汗をかくのと同じ仕組みですね。
根から吸い上げられた水が葉から吐き出され気化したものが
水蒸気でして、気化するときに大量の熱を周りから奪います。
つまり植物は根から水分を吸い上げている限り
葉っぱの表面温度は一定以上に上がりません。
良くできています。

葦簀による日除けより1ランク上と書いた理由はそこです。
葦簀は太陽の光が長時間当たるとそれ自身の温度が上昇します。
日除けとしては機能していても、表面温度が上場することで
徐々に輻射型暖房機と同じ機能を持ち始めます。

南側の夏期太陽角度はかなり高いですので
立てかけた葦簀の表面温度が急上昇することも無さそうですが、
アサガオの日除けよりは確実に温度が高くなります。
さらに、
気化熱により冷やされた空気は重くなりますので、
影の部分には必ず下向きの涼しい気流が起きています。
アサガオ程度ではそれを体感できるか分りませんが、
葦簀では起こりません。

いや、
霧吹きで葦簀に水を吹きかければ気流を起こすことも可能です。
ただし、その場合は家族の誰かが犠牲にならなければいけない♪

ね、1ランク上の日朝調整方法でしょ?
問題は、育てるタイミングです。
暑くなってから慌てて種をまいても遅すぎです。
春から準備しなければなりません。

育つのにアサガオより時間が掛かりますが、
葡萄でしたら毎年勝手に葉が茂りますし、秋には実がなります。
多少の手入れと、建築工事が必要ですので、
こちらはさらに1ランク上の手法と言えます。

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追記:
お客様に連絡して写真を撮影させていただく予定です。
お楽しみに!
posted by TOY-order at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_土間のある家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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