2009年01月23日

戻りガラリ

「湯本の家」は間もなく仕上げ工事に入ります。
その前に、
暖房の空気の流れについてマニアックな説明をしておきましょう。

床下に温水を流す「床下暖房」を採用しています。

南側に設けた大きな窓近くでは、
ガラス面で冷やされ重くなった空気が落ち続けます。
(専門用語でダウンドラフトと言ったりします)
この気流は床を這い廻るため不快です。
断熱性能がいい建物の暖房は、
この不快な気流を無くす事が重要となってきます。
というわけで、
窓の下に温水パネルヒーターを設置します。

そんなことをすると、掃き出し窓などはかなり邪魔になります。
大きな窓にこそ対策が必要ですので、
そこを外すわけにも生きません。
だから「床下」です。

床下にパネルヒーターを配置して、
ヒーター上部にガラリを設ければ「床下暖房」はほぼ完成です。

でも、
床面のガラリから温かい空気が上昇するだけでは駄目で、
きちんと空気が戻る部分も必要になります。
(戻りガラリといいます)

専門用語連発で理解不能の方も多いでしょうね。
ですので、今回はここで終わり(笑)

yum7307.jpg

通常暖房ガラリは床面に設けますが、
戻りガラリは床である必要はありません。
ユニットバスに面した壁面などは簡単に設置が可能な部分です。
納戸の壁なら目立ちませんので遠慮無く設置できます。

yum7305.jpg

棚下に引き出し収納を設けると、
その床面は絶好の戻りガラリポイントとなります。
(写真はゴミが落ちるからテープで養生中)

その他、
家具の巾木部分に設置する方法や、
窓面のガラリを放熱器よりグーンと長く開けてしまう方法、
土間の段差を利用する方法など、
毎回、建物の間取りに合わせた工夫をしています。

床に変な穴がたくさんあるのは嫌でしょ?

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追記:
戻りガラリは、
暖房ガラリからできるだけ離して設置するのがポイント!
部屋毎に暖房するのではなく、
建物全体で空気の流れをイメージすること!
簡単に書いたけど、
自信を持ってこれができるようになるまで何年も勉強しましたょ!
posted by TOY-order at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_湯本の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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