2009年06月08日

遮熱部材の効果

sin8948.jpg
↑北海道限定!かなり嬉しいです。


(スマン、忘れて下さい)


はい、ここから本題です。
「銀色建材」が増えています。
太陽からの輻射熱を反射させるため、
建物の断熱性能が増すというのが「売り」なのですが、
どれほどの効果が期待できるのでしょう?

私の事務所にも、
段ボール製屋根通気部材の銀色バージョンや、
銀色透湿防風シート、
さらに、
梱包用プチプチにアルミのシートを貼り付けた「自称断熱材」等々

兎にも角にも銀色の方が高性能であるというムードが漂っています。
外壁に貼る透湿防風シートは、室内の湿気を外に逃がしつつ、
外装材の室内面に間違って入り込んだ雨水が
壁内へ進入するのを防ぐために設けるモノですので、
湿気は通すが、水は通さないモノでなければなりません。
ところが銀色の金属膜で覆われてしまうと、
防水はしますが、湿気は通しませんので必要な機能を満たしません。
湿気を通すための小さなスリットがシート表面に無数に入っていると、
防水性能が不安ですので、
私はこれまで全く使ったことがありませんでした。

と言いましても、
この判断は単に好き嫌いのレベルですので、説得力に欠けます。

そしたら
岩手県立大学の本間先生が興味深い研究をして下さりました。
gin-1.pdf(←印刷物のコピーです。12MBあります)

かなり難解な文章ですので、独断と偏見で超要約し説明します。
3種類の色の外壁と、性能の違う2種類の銀色建材で
6種類の壁をつくり室内壁温度に与える影響を比較したところ、
銀色建材の影響はほとんど無く、
室内壁温度は外壁の色による影響が支配的であることが分かった。


つまり、
銀色建材を使うより、壁の色を明るい色にした方が効果的ってこと。

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追記:
この研究論文をネット上で探したのですが見つからず、
ちょっとドキドキしながらスキャンデータを貼り付けました。
問題があるといけないので期間限定とします。
この情報が入手困難なことにも大人の事情がありそうですね(爆)

posted by TOY-order at 23:25| Comment(4) | TrackBack(0) | 新住協 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おかえりなさい!


お土産は?(笑)
Posted by noko at 2009年06月09日 16:12
nokoさんも来れば良かったのにぃ〜
Posted by TOY(管理人) at 2009年06月09日 17:16
>兎にも角にも銀色の方が高性能であるというムードが漂っています。

いつも興味深い記事をありがとうございます。
まったくそう思います。ムードに騙されていると。

以下は昨夏の記事のコピペです。
==================
今の季節は、遮熱の大切さを感じる。
朝、東の壁面やドアを触ると暑い。朝6時でも50℃を超えている。
赤外線温度計で測ってみると、白色の壁面よりも銀色のドアの方が温度が高い。これはちょっと意外だった。
後から考えてみると、
白は全スペクトルを反射し、銀は可視光線付近のスペクトルを反射するということなのだろう。
鏡だったらどうなのだろう。。。
http://the.asablo.jp/blog/2008/08/10/3683925

FPの家の屋根は、しばらく前から銀色ですし。スタイロも最近になって銀色を貼り付けた製品を売り出しました。
白ではなく銀にするのは視覚効果で売りやすいからでしょうか。
どうも良く分かりません。
Posted by iBook at 2009年06月10日 10:33
iBookさん、
メーカーの営業マンも銀色の性能について知らないのではないかな?
工事屋さんは新製品で高性能とあれば使ってみたくなり、
お客様を説得する。
そして、誰も銀色の性能を知らずに使われていくのでしょうね。
Posted by TOY(管理人) at 2009年06月14日 23:59
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