2009年09月05日

なぁんかいいとこ来ちゃったなぁ〜

常陸の家」の足場が取れましたので、
内覧会案内状用の写真撮影に行って来ました。

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早く庭を完成させたい!
そうそう納屋もつくって、仮住まいしていた古い建物を撤去したい!
普段「ゆっくりつくっていきましょうょ!」なんて言っているのに、
コンビニで買い物するみたいに、
工事の契約と同時に完成した姿が見たくて仕方ないです。

いやいやチョット違うぞ、
自分で支払い買い物をするなら「無時間モデル」の商取引だけど、
私の立場は設計者なんだから、脳内に完成図ができてる状況とは
この建物が建つ風景の完成形「極相」を想像したってことですよね。
日常的に妄想癖がありますのでイメージトレーニングは十分ですが、
建物の外観を見ただけで周囲の風景まで、
大袈裟ではなく木陰の匂いまでイメージしたのは初めてです。
いつもは少し強引に妄想モードへと思考をコントロールする作業を
何度も繰り返し設計の手がかりを探し出しています(赤面)

以前読んだ民家の本にあった文章を思い出しました。
今日、住居は通風、採光、日当りなどがよく、明るく開放的で機能的な空間であることが求められ、アメニティ(快適性)や便利さが何よりも重視されている。こうした現代の傾向に反するかのように、伝統的な民家では、古い民家ほど軒が低く垂れ込んで、開口部はできる限り少なく、真夏の昼でもなお暗く冷んやりと湿気ていて採光や通風の悪い閉鎖的な住まいであり(中略)
縄文文化以来の長い間の暗い湿気を帯びた森の中での生活が育んできた、日陰の湿気に安らぎを覚える皮膚感覚は容易に消滅せず、鎮守の森としても残されている。
     −日本の民家 p145民家のなかの神と祭り 飯島吉晴−


日本の民家 美と伝統 西日本編 (別冊太陽)

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  • 作者: 高井 潔
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いつもと同じ開放的な間取りを設計したつもりでも、
古民家が相手だと日陰の湿気のなかに埋もれさせたい衝動が起きる!
「日陰の湿気に安らぎを覚える皮膚感覚」って
民家づくりに関わった人ならきっと分かると思いますが、
日本人の遺伝子情報の最初のあたりに書込まれていますね。

今日わかったょ(笑)

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1.8mの下屋でさらに軒が出ていますので
窓の外に2m以上の軒下空間があるリビングです。
「なぁんかいいとこ来ちゃったなぁ〜」って眺めでしょ?

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追記:
勿論そんなジメジメした建物ではお客様にしかられます。
全体的にはからっと爽やかな家なんですよ(念のため)
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ただ私の皮膚が緑で包みたいと囁くのです・・・しつこい!

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<内覧会は9月26・27日の朝10時から夕方4時までです>


posted by TOY-order at 22:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
出来上がってきましたね!

日陰の湿気の感覚って、なんとなくわかります。
森林浴みたいな感じですかね。

Posted by noko at 2009年09月09日 17:43
nokoさん
湿気というとダニカビの巣をイメージしてしまいがちですが、
日本人はみんな遺伝子レベルで湿度好きですよ。
「頭で考えるな肌で感じろ!」です(笑)
Posted by TOY(管理人) at 2009年09月11日 09:49
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