2010年02月15日

測定→猛省

「小名浜の家」の温度測定を行いました。

ona01.jpg
クリックで拡大します。

これまでの経験で暖房可能と思われた送水温度なのに
思うように室温が上がりません。
勿論、寒いわけではないのです(赤線が室温)
あと1〜2℃が上がらないのです。

床下暖房の送水温度を上げればすぐ温まるのは分かっていますが、
それでは省エネになりません。

そんなわけで、あれこれ現場検証です。
ちょうど暖房体験会をしていて2日間現場に張り付いていましたので
いろいろ気が付きました。

まず、
家族の人数と生活排熱の量が少ないこと。
2人暮らしで、出張や夜勤が多い夫婦ですので、
生活排熱がシミュレーションソフトよりかなり少なめです。
さらに、日射熱を状況に合わせて室内に取り込むような
小忠実な操作も難しいです。

次が、
日照時間の調査不足。
建物が南北に長く、日射取得面が小さい建物で、
さらに南側が一段高い敷地であるため、
これまで設計してきた建物の中で最も日当りが悪い家でした。

暖房計画時にもっと慎重に検討していれば
暖房エネルギー消費量をもう少し多めに伝えることもできましたし、
もっと省エネになるような断熱厚さの提案もできました。
建物の性能以外の快適性に影響する部分まできちんと提案し、
暖房を意識しないで過ごせる家を目指して勉強しています。
今回は反省材料が多い測定です。
「ていねいな家づくり」は油断すると必ず返ってくるんですよね(涙)
冬は測定と反省の季節なのです(←今年は猛省!)

データの詳細をもう少し書きますね。
黄色は床下温度です。
暖房を続けると徐々に上昇するのが読み取れます。
床下温度が上がると、室温はそれ以下に下がりにくくなります。
(温度変化量が多いのは温水パネルの近くを測定したため)

紺色が外気温です。
2月でも小名浜の気温はこの程度までしか下がりません。

緑色が断熱ラインの外の部屋温度です。
物置として使っていますので暖房していません。
ほとんどの築30年以上の家は暖房を止めるとすぐ室温が下がり
たいていこんな環境になっています。

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追記:
その後、「小名浜の家」のお客様から
室温が上がってきたとの連絡がありました。
もしかして、床下の蓄熱がようやく効いてきたのかも?
今週末に温度計を回収しますので、後日結果を報告します。

追記その2:
現在「湯本の家」のエネルギー消費量を測定中です。
こちらは日当り抜群で3世代同居の6人家族ですので、
省エネが期待できますよ〜!月末に回収します。

業務連絡:
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posted by TOY-order at 11:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 現場レポ_小名浜の家U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ読ませていただきました。あえて失敗を公表されてその姿勢に敬意を表します。
どうも温水の土間床暖房がうまくいかなかったようですね。
非常に単純なシステムと思っておりますが、断熱、気密が どの程度の性能かで大きく影響をしているように思えます。
Q値、C値はどれくらいですか。
温水の送りの温度と帰りの温度は何度でしょうか。
おんどとりのデータを見ると、外気温が朝方下がると、室温も下がっているので、どうも断熱、気密に関係しているように感じます。
私札幌で20年以上前から温水の土間コンの暖房を住宅の暖房の標準仕様にしております。
なにかヒントになることがあればと思いました。小名浜ときいて学生の頃良く遊びなどで行った事がありなつかしくなりました。失礼します。
Posted by ヨシケン吉田 at 2010年02月15日 18:17
ヨシケン吉田さま、
大失敗ではないので書きました。
自分の読みの甘さを悔いております。
低温水で低温暖房を目指しています。省エネのため設備容量はかなりタイトな設計になっています。
北海道の断熱仕様とは差があると思いますが、2月の送水温度は50〜55℃、リフォームですのでQ値はやや悪く2.2です。
お客様からは「寒くはないけど物足りない」と言われてます。
Posted by TOY(管理人) at 2010年02月16日 12:17
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