2010年10月01日

最近のお客様像

住宅の相談が幾つか続いています。嬉しいですね。去年の春頃なんて・・・(涙)
そんな中で感じたことをtwitterで呟いていたのでまとめておきます。

「絵本の家」の設計をしています。この前相談に来たお客様はバイクを数台所有していて「ガレージのある家」を欲しがっていました。今度のお客様は茶道をたしなみ「茶室のある家」の相談でした。絵本、ガレージ、茶室はどれも住宅のオマケで、その部屋は何も生まないけど、人が集まる場所という点で共通しています。

住宅の設計を相談するときに、自分の家のなかに不特定の人が出入りする場所をオマケとして追加する行動ですが、これは予算や敷地に余裕があり道楽で加えるオマケではありません。「絵本の家」のは延べ床面積20坪しかない狭小住宅なのに、巨大な本棚とセットで読み聞かせてスペースがあるのです。

少し前なら、自宅に不特定の人が出入りする場所を求める人なんてごく僅かでした。現在は家族の単位がどんどん小さくなって、家族力か弱くなっている時代で、さらに景気が良ければ金で解決できたことも、なかなかうまくいかない時代でもあります。自宅に人が集まるオマケを加えたがる現象は偶然ではないのかもしれません。

家を持つことを真面目に考えた結果、地域の様々なレベルのコミュニティに参加し、その一部に自宅を利用していただくことで得られる「安心感」に行き着いたと考えてはどうでしょう。家族力の減少により起こっている殺伐とした事件に対して、社会とゆるく繋がりたい空気が徐々に一般化しつつある。そんなふうに考えるとお客様の傾向も理解できます。

ハウスメーカーの営業マンに、社会とゆるく繋がりたい家を計画するスキルはまだ殆どないでしょう。いや、まだマニュアル化されていないと言う方が正しいかもしれません。私を尋ねてくるお客様の多くは、ハウスメーカーをさんざん訪ね歩いているのに、誰も答えてくれない「理想の家探しの旅」をしている方ばかりです。そして、おそるおそる設計事務所の門を叩くことで新たな深淵へと向かうのでした。

豊田設計へ、ようこそいらっしゃいました。

これまで農家型住宅のような住宅内に「生産の場」を持った家に魅力を感じて半農の暮らしなど、農的な家づくりを何度も仕掛けてきました。これは田舎だからできる家づくりであって、田舎の生産力が「町おこし」「村おこし」「わがまち活性化」につながると漠然と考えていました。でも、何もつくらない場でもよかったのかもしれません。田舎でなくてもよかったのかもしれません。

社会に開放し不特定の方を受け入れるスペースを持つ暮らし

そんな何の得にもならなそうな空間が必要になるほど、家族以外のコミュニティーとゆるく繋がっていたいと感じるほど、家族力が弱まっていて、家族だけでは解決できないことが増えている時代なのだと考えてみて下さい。家づくりが少し変わると思います。

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追記:
家族以外のコミュニティーに属することで
安心や幸福感などよく分からない何かを得られる可能性を感じる時代が、
すぐそこに横たわっているのかもしれません。
もちろん私の勘違いかもしれません。
しばらくは、そんな家づくりを考えてみたいです。

業務連絡:
間もなくHPをリニューアルします。古いサイトもそろそろ見納めですぞ!こちら




posted by TOY-order at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。ぺこり。
toyさん←なんて気軽に呼べる時間も僅かですね〜(苦笑)
ラベルが違いすぎる!
すごいです!!!
そして、なぜかうれしい〜〜〜
toyさんのスキルの高さが!!!

是非、仙台にtoyさんの意気のかかった支店を!!!
Posted by hosi at 2010年10月05日 08:50
☆さん、
お客様は一生に一度のイベントですので、
こちらも真剣に向き合わないといけないですよね。
毎回緊張しています。
Posted by TOY(管理人) at 2010年10月25日 03:26
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