2010年10月22日

屋根のこだわり

「内郷の家」の工事が始まりました。
まだ地鎮祭が終ったばかりですので何も始まっていませんが、水面下では工事の予定や、詳細な打合せなどが行われています。

先日は、お客様にも同席していただき、屋根の材料を選びました。

uch2836.jpg

素材は瓦です。瓦屋さんがギリギリ心配になる屋根勾配ですので、工務店さんは当然漏水しにくい形状の瓦を選びたがるのですが、私とお客様はそのゴツイ形状にはちょっと不満です。

監理者が強い調子で材料を決定するのは簡単なのですが、工務店さんは漏水の可能性に不安を感じたまま工事を進めることになります。工事現場では、この「縁起の悪い予感」が曲者なんです。もちろん、そんなつもりで工事をする人はいないのですが、もしもの事故の時に「やっぱり」と言わせてしまいます。

私は言葉の力を信じていますので、実現可能性の増加につながる小さな言葉(悪い予感)を一つ一つ摘み取っていくのも重要な仕事になります。特に初めてお付き合いする工務店さんの中には、工事に保険を掛けるように事前に言い訳をする方がいます。面倒な設計者に対して不安なのは分かりますが、それは設計者も同じです。これまでの経験で不安に感じる部分だとしても、どうすればそのリスクを減らせるかを議論し、それでも危険だというなら見た目より機能を優先します。

屋根工事は漏水対策がとにかく重要です。瓦屋根はスキマだらけですから、金属屋根に比べて二次防水層が重要になるのですが、その点について共通の認識を持っていただけるよう話をしました。瓦を受ける下地材の止め方や防水紙の仕様などを検討することで、僅かに瓦のスキマから雨水が漏れたとしても、室内にそれが浸みてくる心配が無い納まりが見えてきました。

漏水しにくい形状の瓦ばかりを使っていると、「瓦はスキマだらけである」という常識が現場から消えてしまう瞬間があります。そう、偶然その場を一瞬だ開け支配した空気感なのかもしれません。それの言葉尻を捕まえてグズグズ言う面倒な設計屋だと思われているかもしれません。でも、その小さな「縁起の悪い予感」を摘み取るのも監理者のしごとになります。

という訳で、どうしても打合せの時間が長くなります。もちろん慣れた業者さんは私の扱いを心得ていますので、とっとと前向きに話を進めていきます(笑)

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追記:
「屋根が通りからどの程度見えるか?」とか、
「完成したら屋根なんて見ないよ!」なんてのも、
「悪い予感」に該当します(笑)

業務連絡:
間もなくHPをリニューアルします。古いサイトもそろそろ見納めですぞ!こちら


posted by TOY-order at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 省CO2_内郷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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