2006年09月13日

神谷の家01

大手ハウスメーカーの中には
家をトレーラーで運んでくるところもあります。
朝、おびただしい数のトラックを見て出勤した翌日
家が建っていたこともあります。
まあこれは極端な例ですが、
家の部品を事前に工場で加工して、現場では組み立てるだけ!
大手ハウスメーカーはそちらに向かっているようです。

町場の工務店でも、大工さんが梁の接続部分の加工をするところは少なく
たいてい材木屋さんのプレカット材が現場に届きます。
いかにも「機械が作りましたよ!」という丸い加工が特徴です。
この機械はかなり複雑な加工まで出来るのを売りにしているのですが、
ほとんど1種類の加工ですし、梁の上面をそろえる加工ばかりです。

理由もあります。木造を知らない設計者と、
材木屋の入力オペレータとで構造が決まりますので
複雑な構造を設計できないのです。
(これは私も含めてです。2階の梁は高さをそろえてます!)

最近は構造用合板なるものまで一般化してきたため、
大工さんは「筋交い」の加工もしなくなりました。
昔の木の家は、木材同士をガッチリ組んでいましたので、
釘なんか使わなくても、木と木で固まっていました。
最近は、プレカットの木に木を引っ掛けて、
合板を釘止めして固める家づくりといえます。
床も外壁も合板釘止めです。
(私もこれです。工事の前に大工さんに釘の打ち方を指導します)

ここまで見ると「大工さんは技術屋か?」と疑問に思えます。
「プレカット」「釘打機」「体力」それと「幾らかの経験」があれば、
家は建つかも?
(大工さんごめんなさいね!細かな造作などは大工さんの仕事ですよ!)

今回は「一般的な構造の家をどこまで部品化できるか?」の連載です。
4年前に設計し完成した実例を写真を交えて紹介します。



ちなみに「上棟式!」について思うこと
少し前まで、餅やお金を2階から撒く様子があちこちで見られました。
あれは工事の中間に、
建て主さんが大工さんの苦労をねぎらうために行います。
昔でしたら、山から切り出した木を乾燥させ、
加工し、現場で組み立てましたので、
上棟までの労力はねぎらうべきものでした。
しかし、上に書いたような今日的工法では、
大工さんは数日しかまだ働いていません。
しかも上棟時にいた職人の多くは「とび職」です。
上棟式しなくなるのもわかります。


つづく
(各種業界及び団体からの抗議は、怖くない内容でしたら返事します!)


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posted by TOY-order at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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