2006年09月13日

神谷の家04

「地域に根付いた家づくり」「地場産材の活用」などを謳い文句にしてる、
今時の家づくりの流れに逆行するような家づくりの話です。
とにかく嫌な顔しないで読んでください。

家づくりの部品化の話をつづけます。
前回は建物の骨組みについて書きましたが、今回は構造金物についてです。

昔の木造の家は、釘なんか使わなくても立ちました。
その頃の家を「伝統構法」と呼びます。(いわきに伝統構法の設計事務所あります)
「伝統構法」は「在来構法」とは全く別の工法です。
それなのに、昔ながらの「在来構法」を自慢する工事屋さんがいます。

「在来構法」の歴史はそれほど古くありません。
物のない時代に、粗末な家でも安全性が確保できるよう、
ギリギリの材料で建物の構造性能を確保するために
「昭和20年代 住宅金融公庫が仕様書を発行して
施工技術の標準化を目指した」

のが、最初だと習いました。
せいぜい出来て60年の構法といえます。
(その前からあったのは確かですが、
一つの構法として確立してからの期間です)



よく考えてください、
土壁を否定し、筋交い・ボルト・金物の使用を推奨しているこの紅法が、
歴史ある構法ですか?
最近は、構造用合板が筋交いの代わりをするようになりました。
これは、地震時に釘で踏ん張る構造です。
(きちんと建てれば問題ない構造です!)
「在来構法」を最良の工法だという方の多くは、
「新しい構法」を否定的に受け止めますが、
さて、どこからを、最近の「新しい構法」として否定しましょうか?
(嫌味な書きかた〜)


在来構法の基準にある金物(公庫金物)は、
建物の部品化に向かないものもあります。
しかし、付けないわけにもいきません。
そこで、特殊金物を検討してみました。
その名も「クレテック金物」、
たくさんある特殊金物(特許金物)のうち、
唯一、フランチャイズ化していない商品です。
施工者の責任でどう使ってもいい金物です。

詳細は、クレテック金物のHPを見てもらうとして、概要を説明します。
木造の組みの接続部分は複雑な加工が必要です。
最近では大型の機械が加工しています。
この接続部分の形状を1種類にしてしまうのがこの金物です。
骨組み加工屋さんは、簡単な機械で材料の加工が終わる上に、
この金物以外の構造金物が不要ですので、
見た目も、部品の納まりもすっきりです。
組み立ても単純になります。
(加工所の設備投資が少ないのだからプレカット費が安くなってもいいのに
物件数が少ないので一般のプレカット並みの加工費・・・残念)


「集成材骨組み」と「クレテック金物」の建物は、鉄骨造の建物に似ています。
2階まで通った柱に、同じ大きさの梁が間隔あけて並んでいます。
金物が梁を引き寄せて落着く形状ですので、
骨組み完了時に歪みはほとんどありません。
従来の金物取り付け作業もありませんので、
段取りがよければ、すぐ外壁下地工事に進めます。

クレテック金物用の骨組み加工は、
前々回で紹介した「パネル工場」でも行います。
もちろん、事前の加工図もしっかり用意しますので、
従来のプレカットと同じ手間で組みあがります。
事前の金物取り付け作業が発生しますので、時間の無駄を言う方がありますが、
「建て方完了後の、金物の取り付けに何日かかるかしっている?」
と切り返しています。

つづく


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posted by TOY-order at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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