2006年09月13日

神谷の家05

「地域に根付いた家づくり」「地場産材の活用」などを謳い文句にしてる、
今時の家づくりの流れに逆行するような家づくりの話です。
とにかく嫌な顔しないで読んでください。

家づくりの部品化の話をつづけます。
ここまで、家の骨組みについて書きましたが、
今回は外壁下地についてです。

家づくりの手順は、建物の骨組みが完了すると
補助的な柱などを組み立てて、
構造的に重要な壁を作ります。
ここまで造れば建物はもう倒れません。
構造の壁は筋交いが一般的ですが、
構造用合板を釘で止める工法も普及しています。

例えばこの合板に、
「壁の下地材」「断熱材」「防湿シート」「気密パッキン」を
あらかじめ工場で付けたらどうなるでしょう?
(場合によっては内装の下地まで作ってしまうことも出来ます。)
すこし重いですが、この断熱材充填パネルを、
精度のよい骨組みに「カチッ!」とはめ込んで、
外側から釘で止めれば壁が完成します。
断熱工事のわずらわしさがウソのような作業工程です。

「えっ?いつも小うるさく言っている、気密性能は問題ないの?」
皆さんの中には、
こんなことを考えてしまう断熱マニア予備軍の方もいらっしゃるでしょう。
この断熱材充填パネルは、
合板と骨組みが接するところにパッキンが付いていますので、
スキマの心配は要りません。
断熱材の室内側には「防湿シート」が入っていますので、
内部結露対策もできています。

このパネルの加工は、前回も紹介した「パネル工場」が行います。
だんだん、この工場の「マワシモノ」のようになって来ましたが、
気に入ってしまったのだから仕方ありません。
(社長ゴメンね、まだ名前出しません!
営利目的だと思われるのもシャクだからさ!)


ここまで、基礎について触れていませんが、
ここは部品化が困難ですので従来のままとします。
PCの基礎や、カッターとガムテープで組み立てる
断熱型枠などもあるのですが、
余程の「ツワモノ」でないと、
自分で作るのはできないでしょうから省略します。
基礎工事は、近日中に「基礎断熱」のカテゴリを作りますので
少々お待ち下さい。




さて「プラモデルの家」の設計条件がほぼ出来上がりました。
ここまでに書いた条件を満たせば、
誰でも「プラモデルの家」は設計できます。
たいした技術も不要ですので、自分で組み立てることもできます。
(部品の中には、相当な重量のものがありますので、
クレーンは必要ですけどね?)
もちろんパネルは「省エネ」「快適」の性能をきちんと確保できる設計ですので、
安心して建ててやってください。

ここまで読んで、面白そうだと思った方向けに、
間取りづくりのコツを書いておきます。
約束事は「273cm又は364cm間隔で敷地に入る格子をつくる」だけです。
建物は出来るだけ単純な形がパネル向きです。
2つの長さの使い分けが判らない?
あははは!それが簡単にわかったら私の仕事が無くなりますよ!
(いじわる?)

格子が出来た人は、線が交差する位置に柱を立てます。
この柱は構造的に絶対に必要ですので、
邪魔な場合は前に戻って別の格子を考えてください。
自由に間仕切り壁を計画すれば、完成です。
家具や布で部屋を区切ったり、扉を無くしてしまうとどんどん安くなります。

次回は、具体的な設計のプロセスを紹介しながら、
部品化住宅を説明していきます。

話が飛びますが、久しぶりにMUJIのHP行ったら、家も売っていました。
ビックリです。
そのコンセプトが、今回の「プラモデル」とかなりの部分でかぶっています。
千葉の展示場なんて、
次回から紹介する家と、間口・奥行き・テラスの考え方までそっくり!
(外観は、ぜんぜん違うのが救いだけど、MUJIのほうが、さっぱりしているね)
私のブログの予習(?)のつもりで、見ておくのもいいかも知れません。

つづく


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posted by TOY-order at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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