2006年09月14日

高断熱の小屋をつくる?05

知り合いの大工さんから相談を受けた現場はいわき市にあります。
「工場の休憩所をつくるのだが、高断熱にしたい」と相談されては、
断れません。
20坪に満たないワンルームの小屋ですので、
凄い速度で現場が進みます。



3月12日
建物は工場の従業員休憩所ですので、設備はミニキッチンとトイレだけです。
床下はコスト縮減のため、キッチンとトイレの下にだけ設けました。

大きな部屋は床断熱で、床下のある部屋は、基礎の内側断熱です。

水道工事屋さんが、床下の配管工事を済ませていました。

tada016.jpg

が、しかし、
給水管が、壁の中に入っている・・・気密シートを貫通している・・・・
しかも土台一部を削っている・・・断熱も薄くなるし・・・・
図面では床立ち上げになっているのに無視してるし・・・

・・・(5秒)・・・

「監〜督〜!!!!(怒!!)」

建物寿命と、設備機器の寿命は全く違います。
ていねいにつくった寿命の長い構造体を、
仕上げや設備がいじめてはいけません。
洗面台は壁をふかし、キッチンやトイレは床から給水を持ってきます。
断熱材が入った壁は、出来るだけ設備と交差させないのが基本なのです。
将来改修することがあっても、
断熱の壁は壊さないぞ!という小さな配慮が必要です。
説明すればだれでもわかってくれます。
(本当は「もう少し考えてよ」ぐらい言いたかったです。)

「監〜督〜!悪いけど、配管直してね!」


tada017.jpg

翌日気密シートはテープで穴埋めされて、給水管は無造作に止まっている。
まさに無造作!
直す前がよっぽど「ていねいな仕事」に見えます。
でも建物にとってはよくない納まりなのです。


3月15日

tada018.jpg

外壁が始まりました。
少し軒が高いのが気になります。
ホントにチョット!
設計者って変な所を気にします。些細なところです。
女性がウエストを気にするようなもので、
プロポーションが納得できないのです。
言い訳しておきます。

この建物には、従業員が元気になる
「不思議な機械?」が接続される予定です。
地元の発明家がつくった「減圧機?」です。
気圧を下げたその箱の中は、高い山の上に似た環境で、
血液が活性化するそうです???
(生き物の学問は苦手ですので・・・)
その機械を設置して、日よけを掛けられる高さまで軒を上げました。
おかげで、ちょっとだけプロポーションが好きになれない!!
(よくあることです。持病です。)


tada019.jpg

電気の配線工事もほぼ終わりました。
断熱材が来たーーーー!!!
いよいよ断熱工事が始まります。油断できません!


小さな現場は大工さんにとっても勉強です。
次に仕事を請負ったら今度は、水道屋さんや電気屋さんの先生になります。
緊張の連続です。


つづく


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posted by TOY-order at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_鹿島の小屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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