2006年09月14日

高断熱の小屋をつくる?09

屋根断熱の通気層はまじめな人ほど底なし沼にはまってしまう部分といえます。
外壁通気層の延長で考えれば、こうなります。
@ 野地板(構造用合板)
A 透湿防風シート(タイベックシート)
B 通気胴縁
C 合板捨て張り
D アスファルトルーフィング
E 屋根仕上げ材

こんなのだれもやりたくないです。
でも、過去に2回やりました。
1寸勾配の屋根を設計したときは心配だったのでここまでやりました。
(↑設計が非常識なのです。アハハハ)

前回説明した屋根通気工法はもちろん私が考えたわけではなく、
たしか、北海道の工務店さんが考えました。(未確認です)
棟換気の金物で信頼性の高いものがいくつかあるので、
それを活用すれば通気層は防水の下でも良いのではないかと考えたのです。発想がかなり偉いです。
それを、ダンボールで商品化したメーカーも偉いです。
この2つの偉いがあったおかげで、
私は何不自由なく屋根断熱を設計しているわけです。


通気くんが意外に知られていなかったようですので、
改めて、屋根通気工法のダイジェストを紹介します。

tada005.jpg

屋根の野地板は頂部を開けておきます。ここから空気が排気されます。

tada033.jpg

雨が逆流しないように、棟換気の納まりは慎重に選びましょう。
通気層に水が入ると、直接グラスウールが濡れます。
しかも防湿層のおかげで、被害が大きくなるまで漏水は発見しにくいです。

tada034.jpg

通気は入り口も重要です。軒下にスリットを設けます。
壁の通気層と連続させても問題ありません。
屋根は、冬でも高温になるため、壁面より通気量が見込めますので、
壁と連続させるほうが、壁の通気量確保にはよいとも言われています。

tada035.jpg

別の現場ですが、通気くん施工状況です。

通気量は一番狭いところで決まりますので、
全体に大きく取るようにしたいです。
壁の通気層には、蜂が巣を作った話を聞きますが、
金属屋根は虫が生息できるような環境ではありませんので、
防虫網の設置は不要といえます。
以上、補足説明でした。

次回は、今度こそ「気密工事」に突入です。

つづく


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posted by TOY-order at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_鹿島の小屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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