2006年09月15日

高断熱の小屋をつくる?11

知り合いの大工さんから相談を受けた現場はいわき市にあります。
「工場の休憩所をつくるのだが、高断熱にしたい」と相談されては、
断れません。
20坪に満たないワンルームの小屋ですので、
凄い速度で現場が進みます。
と、毎度の文章はここまでです。



今回は、シート工事の続きからです。
写真にありますブルーのビニールのシート工事についてです。
このシートには「防湿層」の機能があることは前回話しました。
もうひとつの機能が「スキマ処理」です。
ていねいに断熱材を詰めただけでは、断熱性能は発揮できません。
外の冷たい空気が室内に入り込む「スキマ」や、
せっかく温まった室内の空気が外に逃げていく「スキマ」を
埋める必要があります。

ポイントは2つ、
「違う材料が接する部分」「折れ曲がった隅の部分」の処理です。

・ 基礎のコンクリートと木材
・ 床と壁
・ 壁と窓
・ 壁とコンセント
・ 壁と換気扇
・ 壁と天井
・ 壁のコーナー部分


以上7ヶ所、ここの処理さえ間違えなければ誰でも80点は取れます。
シート工事とは「防湿層の確保」と「スキマ処理」のことだったのです。
材料は安いですので、大工さんの手間が少し増えますが、
やって損はないですよ!

さて、現場日記です。
3月25日(金)

この日も通勤途中に現場に寄り道してきました。

壁の防湿シート貼りが始まりました。
梁を出す設計の場合、シートを梁に巻いて止めることができませんので、
建て方のときに前もってシートを貼っておきます。
壁のシートは、梁の形に切り欠いてホチキスの親分でバチバチとめるだけです。
シートの重なり部分が隙間にならないようにブチルゴムのテープ(銀色)でとめます。

tada040.jpg


3月28日(月)

壁のシート工事がほぼ完了です。
電気屋さんが土曜日にコンセント工事をする予定ですので、
大工さんは窓枠や間仕切り壁の作業を始めました。

tada041.jpg

小さな現場ですが、作業の手順は大豪邸と差がありません。
わずかな作業をこなすために、たくさんの職人さんが入れ替わり訪れます。
大工さんは、自分で塗装もすると刷毛を持ちましたが・・・・・・

これが失敗でした。
慣れない自然系塗料のふき取り仕上げでしたので、
斑模様になってしまいました。
結局、半乾きの塗料を自然系の薄め液でふき取り、
専門の塗装屋さんに塗ってもらいました。
「餅は餅や」と言うかも知れませんが、
大工さんには器用な人が多いですので、
この失敗で大工さんは塗装の腕が上がったと思います。
「失敗は成功のもと」ですから。
私は、小さな現場には多技能な職人がほしいと以前から考えています。
マルチな職人がいれば、
工程内にある小さな無駄が省けるのではないでしょうか?


つづく


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posted by TOY-order at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_鹿島の小屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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