2006年09月17日

基礎断熱と床下暖房06

床下暖房を数日間続けると、基礎と地面への蓄熱が完了します。
それまで驚くほどの速度で消費されていた灯油が、
突然減らなくなるのだそうです。
(自邸はスカスカなので、お客様から聞いた話!)

こうなると、
太陽さえ照っていれば室温が15℃以下になることはほとんどありません。
つまり、
暖房で調整する温度の範囲は3〜4℃だといえます。
建物から逃げていく熱量は計算できます。
窓から入る太陽熱も分かっています。
電気製品や調理、入浴、そうそう『ヒト』が発する熱もおおよそ想定できます。
すると、全館24時間暖房といっても、
実際は7〜8時間しか動いていない家がほとんどです。
この時間は、断熱していない家で、
ファンヒータやコタツを使う時間とほとんど同じです。
これでトイレや廊下、脱衣室まで暖房されています。

大きな熱容量で建物の『ベース暖房』をしていますので、
熱容量の大きな建物は
『室温が下がらないので温まりやすい』とうことになります。
一番最初に書いた『世間の常識』と
だいぶ違っていることが分かるでしょうか?

この環境に慣れてくると、たいていのお客様は欲が出てきます。
『この部屋だけもう1℃上げたいときどうするの?』
『深夜の室温をもう少し下げたい!』
『灯油が高いから少しでも省エネできる方法ある?』

私は、
3〜4℃の調整をベース暖房に対し『付加暖房』と呼び、
全館暖房で快適な温度差をデザインすることを
『微気候の調整』と呼んでいます。
(某ハウスメーカーの『ビキコート』の遥かに前から使っています)

つづく

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posted by TOY-order at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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