2006年09月18日

神谷の家10

工事は年末に基礎コンクリートを打設し、
正月休み中はコンクリートを養生しました。
パネルの加工図は設計期間中にできていたのですが、
サッシメーカーが決まらないので製作できないでいました。
当時はアルミサッシの寸法はメーカー毎にバラバラだったのです。
予算が厳しい現場でしたので、
元請の工事屋さんは下請け業者の選定にかなりシビアで、
メーカーが決まらなければ、当然サッシの寸法表が出ないので、
壁パネルの製作は始められないことになります。
寸法精度は部品化の基本です。
現場で部品の2次加工なんて本末転倒です。


さらに今回は、サッシ寸法から建物の高さを決めましたので、
骨組みの加工もできません。
結局、部品加工のために、
基礎工事完了後2週間程度工事がストップしました。
サッシは、アルミ・樹脂・木製どれでも対応可能です。
事前に納まり図と寸法がわかれば、どのようなサッシにも対応できます。

もちろん、家の骨組みを立てる前に、
床下の「給水」「排水」「暖房」など、
設備機器工事は済ませておきます。
pura017.jpg

基礎コンクリートに土台を敷くのに1日
家の骨組みを組み立てるのに1日ちょっと、
屋根の垂木までで、約2日、
屋根もパネル化できますが、
構造材を勾配なりに細かく架けたくなかったので
先日紹介した 高断熱の小屋と同じ工法としました。
pura018.jpg

いよいよ壁パネルをはめ込んでいきます。これで内装まで完了です。
でも、コンセントやスイッチ、それから吸気孔、換気扇、
エアコン用スリーブなどが付く壁は、
部品を仕上げずに、断熱材までの状態で組み立てます。
思った以上に、これら現場加工の壁が多いのですが、
どれも必要なものです。
pura020.jpg

内装合板が張られた壁が意外に少なく、
現場作業がどんどん増えていきます。
パネルを組み立てるためには、
柱の際に1〜2mmのスキマが必要になりますが、
大工さんの内装仕事はピッタリ納めます。見ていると大変です。
大工さんは、
「測って」→「墨出して」→「切って」→「当てて」→「削って」
→「当てて」→「削って」→「当てて」→「削って」→「削って」
→「当てて」→「止める」(書いていて疲れた)
そして出来が良過ぎてアンバランス!
「下手に作って♪」なんて言えませんので、
「工業化」VS「職人技術」の狭間でうろたえる私。
逆に変な部品も現場に転がっています。部品化はどこまででも可能ですが、
三角形の間仕切壁の部品は合理化だったのだろうか?
pura019.jpg

この工事の後、電気配線、換気扇などの現場加工を減らす工法に
バージョンアップしました。お楽しみに!


部品化の悩みはもうひとつ、天気です。
屋根もないのに、仕上がっている壁や、
断熱材露出の壁がうじゃうじゃです。
現場監督は、巨大なブルーシートを用意して、
いつでも屋根を覆えるようにしていました。
幸い、この後防水処理するまで雨が一度も降りませんでしたので、
「晴れ男」を自慢する監督に心から感謝しました。

つづく

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posted by TOY-order at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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