2006年09月20日

神谷の家13

「特別な技術が無くても家が建つ工法」について書いています。
今回はその13回目です。

セルフビルド可能な部品化の話を長々と書いていますが、
電気、給排水などの設備工事や、基礎の鉄筋、型枠、コンクリート工事は、
素人では心配です、専門業者に頼みましょう。

もちろん、これまで説明してきた部品化部分を
専門業者に頼むことは問題ありませんが、
余程入念に交渉しないと、全く安くなりません。
従来の工法と比較して、構造金物の価格分高くなる場合もあります。
理由は簡単です。
部品化の家は、事前に加工してある部品を組み立てるだけですので、
現場で特別な技術は必要ありませんが、
組立てを工事会社に依頼する場合は、
当然大工が組み立てることになります。
工務店さんは「技術が無い大工」の料金なんて持っていませんので、
いつもと同じ手間代が加算されます。
工法をよく理解して、必要な作業人数を検討すれば、
工務店さんでも合理化は可能ですが、
1棟目で正確な手間代の算出は不可能でしょう。

もちろん、部品の組立てを工事業者に頼むメリットもあります。
建物の性能が、ほぼ設計どおりに発揮できる点です。
断熱性能を設計どおりに発揮するには、ある程度の経験が必要ですが、 
初めての業者ですと、かなり戸惑う部分がありますが、
部品の組立てでしたらその心配が少ないです。

そうなると、セルフビルドまさに
「プラモデル的作業方法」が最も合理的な工法といえます。
手先が器用な方(できれば力持ち)が4〜5人集まって、
クレーン付トラックを使い組み立てる作戦です。
カンナ、ノコギリ、モノサシは要りません。
もちろん特殊工具も必要ありません。
根気と体力と少しの器用さだけで、この家はつくれます。
やってみる?


さて現場写真の説明を書きます。

屋根、外壁の防水処理が終われば、断熱工事になります。
ほとんどの壁は部品化により断熱工事が完了していますが、
電気配線や換気扇の穴などの加工がある部分は断熱工事が必要になります。
(設計段階に断熱なしパネルの指示をしておきます。)
つまり現場は次に電気工事を行います。

pura029.jpg
この現場は天井を張りませんでした。
建物の高さを出来るだけ低くして、
材料の無駄を省けるなどのメリットがあります。
電気の配線場所を確保するために、構造の梁の上に、
厚さ2cm程度の板を乗せてから2階の床合板を敷いていきました。

pura030.jpg
壁の電気配線が、天井下につながる部分の納まり
少しみっともないですが、
出来るだけ居間側から見えにくい部分に設けました。

pura031.jpg
梁上の配線が見える部分


pura032.jpg
配線を離れてみた場合

配線を隠すために天井を設けることも可能ですが、
今回は大工手間の削減が、
重要な課題でしたのであえて天井を張りませんでした。
おかげで電気屋さんはかなり苦労していました。
(これでホントに合理化ですか?)

もちろん天井を張る、従来の工法にもパネル化工法は対応しています。

つづく

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posted by TOY-order at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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