2006年09月22日

神谷の家15

以前に家づくりを一緒にしたことがある「気仙沼」の工務店の若旦那は
こんなことを言っていました。


大工さんは、
自分が1日にどれだけ作業ができるかわかっていないですね。
だから大工さんに頼むと工期はいつも遅れるの。
でも、職人だから『今日はここまで!』と指示すると
きちんとこなすのョ。
私(現場監督)が、工程を管理するのは簡単で、
大工さんの手間を数えてデータを作ればいいの、
それで、ピッタリの工程表が作れますから、
そのとおりに進めるだけ!
あははは!


工程表が正確だと、その他の職人さんが喜ぶのね、
これまでのやりかただと
設備屋さんなんかショッチュウ現場に来るんですよ、
『そろそろかな〜』とか言って、様子うかがいに(笑)
大工さんに、どんどん進められても困るからなんだけど、
これって無駄ですよね!
全体で1度打ち合わせれば、
あとはメールとファクシミリで用は足ります。
事前に手配しなくても
設備屋さんは工程表の日に全部用意して現場に来ます。
自分も遅れられませんからね!


確かに彼の仕事は段取りがすばらしくよかった!
当然工期が短く、大胆な材料調達もしていたおかげで、
地域で一番ローコストな家づくりをしていました。
もちろん、断熱性能も地域で1番!
(そのころ誰も断熱の家やってなかったそうです)
わけあって、今は別の仕事をしていますが、非常に勉強になりました。
かなりの部分で影響を受けています。
このとき建てた家が、今回の神谷の家の原型になっています。
(機会があったら紹介します)

さて、現場もだいぶ進みました。3月19日の外観です。
pura035.JPG

外部はほぼ終了です。外構が始まっています。

私は、大工さんの手間を数えていませんし、
現場の監督さんもそこまでしていませんので、
設計段階から大工さんの現場作業を極力減らす方法を考えていました。
工程管理しやすい建物がローコストだと考えたのです。

たとえば 
pura036.JPG

通常でしたら大工さんが扉の枠を作ります。
最近ですと、工業製品の既製品も多く出回っています。
コレを、構造材で試したものです。
(ここだけの話ですが、実験しました!)

別の部屋はこう
pura037.JPG

片引き扉の動かない壁部分と、上枠のみ大工さんの仕事。
扉枠の上の壁は、塞ぎませんでした。コレもローコストです。
建て主さんには、暖房効率を話す予定でしたが、
割と簡単に受け入れられてしまいました。

ローコストついでに
pura038.JPG

2階にある、のご主人仮眠室(3交代勤務の方)から、
居間吹き抜け越しに子ども室を見たところです。
全て同じ大きさの開口が1列に並んでいます。
単純な構造をがんばりました!
天井高さは、梁下で180cmだったと思います。低いですよね。
建物を小さくするためです。
無駄な天井裏がない、建物を全て使い切り型の家です。


つづく

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posted by TOY-order at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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