2006年09月23日

断熱改修のツボ! 010

今回は、私が以前に断熱改修した「昭和型在来工法の家」の写真を紹介します。
一部間取り変更がありましたので、
気流止めによる簡易型断熱改修工法ではありませんが、
改修の様子はわかると思います。

kan001.jpg
写真は、改修前の様子です。
既存サッシ・広縁の床材は撤去します。
天井材はそっと取り外し、最後に元に戻します。
畳は畳表を張り替えて再利用します。
改修しない壁は手をつけません。
床撤去後の様子です。
kan003.jpg

畳をはがすと簡単に床下空間が現れます。
床下の骨組みをそのままにして、床面で断熱することも可能ですが、
床面の気密性能の確保と断熱材の充填方法が面倒なので、
今回は基礎断熱工法を紹介します。
基礎断熱は、全館暖房が容易にできるなどのメリットがある工法です。

そうそう忘れるところでした。
土台と壁の間に怪しいスキマがあります。
これが寒さの原因ですので、
ここに圧縮断熱材を詰め込めば、簡易型断熱改修は完了です。

kan002.jpg
天井材撤去後の様子です。

昭和型在来工法の和室天井は壁をほとんど傷めずに取り外すことができます。
もちろん外した天井材は、断熱改修後元に戻します。
(エコロジーでエコノミー!)

この写真にも注目すべきポイントがあります。
そうです。梁と壁の間の怪しいスキマです。
(気付いた人は断熱初段!)
写真2枚目の隙間から入った付冷たい空気が、部屋で温められて上昇し、
このスキマから天井裏へ流れていきます。
暖房すればするほど流れの速度が増しますので、
部屋はなかなか温まりません。

当然、ここにも、圧縮断熱材を詰め込みます。


kan004.jpg
台所改修の様子です。

昭和型在来工法は間取りの基本が標準化されています。
私がこれまでに見た昭和型在来工法の家はほとんどが、
南側に畳の部屋(大きな掃出し窓と縁側)が並び、
風呂・トイレ・台所などは全て北側に設けられてありました。
私の独自の理論ですが、
これは非常に興味ある特徴と言えるのではないでしょうか。


北側の壁は日が当たらないので、
壁の断熱をしっかり確保したいところです。
そこで断熱改修時には、
風呂・トイレ・台所のリフォームも同時にすることを勧めます。
床、壁、天井を作り直すのであれば、
北側の壁の断熱性能は新築と同等に仕上がります。
この現場も、水周りを全て改修しました。
写真は、台所の床を撤去したところです。
このあと、この床下をコンクリートで固めます。


    
つづく

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昭和の終わりごろに建てた畳の部屋ばかりの家にお住まいのあなた!
そう、そこのあなた!
寒いのは古いから仕方ないと思っていませんか?
そのお宅は、水周りの改修のついでに断熱改修できる家かもしれませんよ!
壊して建て直すなんて乱暴なことを考える前に
床下や天井裏を覗いてみてください。
今回の写真のようになっていたら見込み有りです。
さて次回は、いよいよ基礎断熱の方法について書きます。

お楽しみに!
posted by TOY-order at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-D断熱改修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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