2006年09月25日

神谷の家16

基礎工事が完了し、現場に骨組みが到着したのが2月のはじめでした。
それから2ヵ月後の3月末に工事はほぼ完成しました。早い?

pura039.JPG

pura040.JPG

当初スケッチで描いた
「ナチュラル〜」な外観とはまるで違ってしまいましたが、
骨格は当初のイメージのまま完成しました。
(素人の工事でもそれなりに仕上がりますよ!)

設計の仕事は「お客様の要望」と「予算」に対して、
満足いただけるものを提案することです。
当然、条件によっては「構造の合理性」や「デザイン」など
ゆずりたくない局面をいくつも乗り越えて設計が進められますので、
低予算の方ほど設計には根気が必要になります。

残念なのは、予算のない方の多くが設計料の持ち合わせも少ないことです。

『予算はないが物欲はある?』ような方だとさらに大変で、
浴室はコレ!洗面台はコレ!トイレはコレ!キッチンはコレ!
なんてことが始まります。
やんわりと、この予算では無理なことを伝えると、
伝家の宝刀『あのお金使おうよ〜!』と奥様、
だんなも『ここはコダワリたい所だよな!』と容認。

ホントはどれだけ持っているの?


現場が始まってショールームに行くとさらに物欲は『ヒートアァップ!!』
きちんと了解いただいていた「洗面所の大型鏡」が、
オシャレな照明付の3面鏡になり、
食器洗い、浄水器、米びつ、引き出し内トレイ、
扉の色はこのシリーズでなければ嫌だ!
クリスマスのトイザラスに行くお父さんの100倍くらい憂鬱になる
お客様は実在します。
(今回の人ではないですよ!)

低予算のために、100円でも安い材料を探し、
既製品の寸法を上品に活用し、
ようやく手に入れた数万円のコスト削減を、一瞬で消し去り、
『あのお金使おうよ〜!』で済ますやりかたは、非常に疲れます。
お客様にしてみれば、
無駄のない買い物をしているつもりなのでしょうけどね!

愚痴はこのへんでおしまい。

pura041.JPG

内部はこんな感じになりました。
最初のころに立てたパネルが本当に仕上げになっているのがわかると思います。
なんとなく未完成風なところも気に入っています。
工事の関係者は、壁に作業のための印を付けられませんので、
大変苦労していました。
この場を借りて「ありがとうございました!」
この家が将来どのように仕上がっていくのか、
それともずっとこのままなのか、
長く見ていけたらうれしいです。


さて、このあと家具が入った写真も持っていますが、
「プラモデルの家」のコンセプトである
「ぶっとかっこいい」と違ってしまったので
今回は載せません。
理由を少し書きます。
お客様のお父さんが内装屋さんで家具も作れます。
家具はそちらに頼むこととしました。
私は、ラフな図面を描きましたが、
打ち合わせには参加していませんでした。
できた家具を見て「あれ?」集成材で描いてあったのに、
ポリ合板で作ってありました。
壁に似た色の表面材を選んでありますが、2年で木は変色しますから、
もうすでに色は合っていません。
お父さんは「塗装が面倒だったから」と言っていましたが、
無塗装でよかったのに・・・
これもよくあることです。
使うのはお客様ですから、
依頼されてない家具についてとやかく言うつもりはありません。
また愚痴っぽくなっていますね。(今日は変だな?)



まあ、とにかくこのお話は、これでおしまいです。
長々とお付き合いありがとうございました。

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PS
正直に書きますと、
部屋に置く既製品の家具選定までお手伝いしたことが数回ありますが、
これは気分がいいですね。
できればそこまでは、設計者も交ぜてもらいたいです。
ようは、信頼されているかどうかにかかっています。
posted by TOY-order at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_神谷の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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