2012年01月30日

断熱材工場見学

一般的に断熱材とは建物の壁の中に詰め込まれています。建物内部と外との温度差を保つためのものです。

室内で暖房した熱がなかなか外に逃げない構造の「省エネ住宅」ですが、素材の省エネ性能だけで単純に比較できるモノではありません。例えば、どんなに省エネ性能が高くても、石油に依存した断熱材や製造時に多量のエネルギーを要する断熱材は、気をつけなければなりません。その生涯で減らす事ができるエネルギーの多くを、製造エネルギーで食いつぶしてしまったり、解体処分後に大量の温室効果ガスを発生させるようでは大問題です。

先日見てきた工場は、こちらです。

株式会社 木の繊維さん

こちらは、北海道産カラマツの間伐材を原料にしています。製造時のエネルギーは、チップを繊維にするための蒸気と、感想のための熱ですが、カラマツの樹皮が燃料のボイラーが熱源となっています。もちろん機械を動かす電気は必要ですが、断熱材生成に必要な熱はチップ製造時に発生する廃材でまかないますので、CO2排出量は極めて小さな工場だといえます。魅力は製造エネルギーが小さいことだけでなく、建物解体時には全てが土に還ります(全て木でできています)ので、数十年後の処分まで通して環境負荷の小さな断熱材なのです。

さらに、工場の廃熱は、事務所の給湯、暖房や、燃料となるバークの乾燥(乾いたバークは効率よく燃えます)にも使われていて、極めて環境意識の高い工場だといえます。今後は、最後の廃熱で工場敷地内の融雪を行いたいと意欲的な説明もいただきました。

残念なのは、この断熱材のコストです。40坪程度の住宅で20万円増となるとのこと。この差は大きいですね。しかし、今後の石油価格の変動や、環境税、CO2税の導入などにより、この程度の差額でしたら短期間での逆転も可能だと思っています。福島県までの輸送コストも心配ですが、是非一度使ってみたい断熱材だと思っています。

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追記:
柱や梁だけでなくその間の空間までビッシリ「木」になりますので、
シロアリにとっては「お菓子の家」になりそうですが、
断熱材が何であろうと構造材に入った時点で危険度は同じです。
(匂いに釣られて集まってくる場合は別ですけどね(笑))
壁の中にシロアリが入りにくい対策をすることがとにかく重要だといえます。

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