2006年10月05日

深夜電力による蓄熱暖房機ってどう?

寒い季節は暖房が恋しいですが、少し視点を変えて見てみましょう。
ほしいのは、暖房機ではなく、暖房空間という視点です。
「10畳用の暖房機がほしい」
でしたら誰に相談しなくても手に入りますけど。
「20℃程度の快適な環境がほしい」と考えたら、急に難しくなりました。
設備に強い設計士に相談するべきかな?とかのレベルです。


快適な暖房空間は、個人差がありますが約20℃とします。
温水暖房なら40℃のぬるま湯でも暖房可能な室温です。

そんな密度の低い温熱環境をサービスするために、
精密機械をも制御できる「電気」を使うことに常々疑問を感じています。

深夜電力は、
出力を調整できない原子力発電所の余った電気を安く売る制度ですので、
原子力発電所の話からします。

私がほしいのは 20℃の室温ですが、
原子炉の温度は 1,850℃もあります。
そんなにいりません。
バターを切るのにチェーンソーを使うような気持ちになってきました。


気を取り直して
夜間電力の蓄熱暖房機は、
電熱線と、耐火煉瓦が小さな箱に収納されています。
レンガの熱が漏れにくいように断熱材で包まれています。
さて、レンガの温度は150℃以上にならないように制御されています。
あの、そんなにいりません。

いくら断熱してあっても、しっかり蓄熱されるとかなりの熱が漏れます。
寒い日ならこれも問題なしですが、
太陽がさんさんと輝く晴れの日は困ってしまいます。

安いとはいえ、前の晩お金を出して蓄えたエネルギーです。
小さな箱にぎっしり詰っています。
その箱からこぼれるエネルギーと
日射取得熱で室温が温まりすぎてしまったら、
私がほしい 20℃の空間とは、この環境も違います。
こうなるとたいていの家は、窓を開けているそうです。
せっかくお金を出してためた熱を、窓から捨てるのだそうです。
(嫌な話です)

こんな話を書くと
「コンクリートに蓄熱する暖房もある」と言われそうですので
それについても書いちゃいます。
おおきな入れ物に薄くエネルギーを蓄える暖房は大賛成ですが、
コンクリート温度でしたら24℃もあれば十分です。
800℃の電熱線でなくても蓄熱できます。そんなにいりません。


夜間電力がいつまでも安いといいですね。
私は、暖房エネルギーの搬送に水を好んで使います。
(熱源と放熱体の間の搬送です)
コンクリートの倍以上の蓄熱能力があること、
火災や火傷の心配が無いのも魅力です。
水を40℃までエネルギー密度を上昇させる方法はたくさんあります。

灯油・ガス・太陽熱・まき・ペレット、もちろん電気も可能です。
これからは、発電廃熱も増えるでしょう。(エコキュートもかな?)

温水暖房機で床下のコンクリートに蓄熱できるようになっていれば、
燃料は何でもいいのです。今の石油ボイラーが15年後壊れたら、
その次は「まき焚き」ボイラーかもしれません。
変化に追従できる暖房といえます。

電気で決めてしまうと。
もしも電気が値上げされてもそれ以外の選択肢がないのも心配です。
老朽化してちょくちょく点検している原子力発電所を見ていると、
そんなことを考えてしまいます。
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posted by TOY-order at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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