2006年10月23日

基礎断熱と床下暖房(4)

基礎断熱を計画する時に悩むのが、土間下の断熱材です。

結論から書きましょう。
私は全く入れていません。基礎の立ち上がりの外面だけです。

土は断熱材ではありませんが、熱の伝わりがかなり遅い物質です。
基礎の断熱計算をすると、コンクリートから逃げる熱量が、
建物全体から逃げる熱量に対して非常に少ないことが分かります。
この少ない熱をさらに減らすために使う費用として、
基礎下全面に敷く断熱材はあまりにも高価です。
また、
土にはコンクリートほどではありませんが、熱を蓄える性質があります。
つまり、基礎の下に断熱材を敷いた時点で、
建物の熱容量を限定していることになります。

寒冷地での公営住宅を設計したときは、
建物完成後、様々な測定をさせていただきました。
建物の熱性能が分かっていますので、外気温と室温を測定すれば、
その変化から建物のおおよその熱容量が計算できます。
(↑私の計算ですので根拠なし!)

建物の熱は、室温と外気温との温度差が大きいほどたくさん逃げますので、
部屋の温度の下がり方は、徐々にゆっくりになっていきます。

建物に熱容量があると、
外に熱が逃げても蓄えられた熱が室温を一定に保とうとしますので、
室温は、熱容量がない建物に比べて非常にゆっくりと変化していきます。
この時の建物の築熱量の計算結果は、
建物の基礎をはるかに超える量となりました。
おそらく地面の下、1m程度までは熱が溜まっているようです。

もったいない?
確かに、建物の周りから逃げていく熱もあるでしょう。
フランク・ロイド・ライトは、同じことをお客様に尋ねられたとき
笑ってこう答えたといいます。
『心配要らない、この熱はどこにも行かない。必ず帰って来る。』
(↑だいぶ前に読んだ本のウロオボエで、探したのですが発見できなかった。)

勿論、
建物が極端に細長い場合は注意が必要です。
それから、地下水位が高い場合も土間下の断熱材は必要です。
熱がどんどん流出します。この場合の熱は絶対に帰ってきません。

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posted by TOY-order at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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