2006年12月04日

床下暖房工学演習(5)

『基礎断熱とは何だ?』シリーズは、
『床下暖房との関係』まで説明しましたので、
第3段階『具体的な演習』へとステップアップです!
注意:非常に難解な内容になっています♪興味のある方は、
   この書庫を最初から読んでください!


今回のサブタイトルは

サンルーム
前回、冬の太陽の光を暖房エネルギーとして活用するために
『土間』を提案しました。
例えば、ガラス張りの『サンルーム(植物園)』はいかがでしょう?
土間への築熱量は減りますが、
植物の光合成により酸素が生産され、湿度も上がりますので、
心地よさは確実に増加します。
また、全館暖房の家の意外な欠点は『切り花がすぐ傷む』ことですが、
ここでは南国の鉢植えが育ちます。
暖かい家に住むお客様は、
「仏壇の花がすぐダメになっちゃうのよね〜」という話を
嬉しそうにしてくれます(泣き笑)


さて、
ここまで冬の快適性についてのみ書きましたが。
このままサンルームをつくってしまうと、
夏は『最悪の環境』になってしまいます。

夏に室温が高くなる原因には、断熱不足が上げられます。
『夏場2階は暑くて生活できない!』なんてお宅はたいていこれです。
(↑天井の断熱不足)
断熱がしっかりしていても、直射日光が大量に入ってくる家も問題です。
太陽の光は物に当たると熱に変わりますので、
明るくて気持ちいいからと西側に大きな窓を設けると、
夏の西日に苦労します。
建物の断熱性能がいいと、この熱がいつまでも逃げていきませんので、
『高断熱住宅は夏暑い!』などと、
アンチ高断熱派の方に噂されたりします。
んまぁ〜
ここまでは、一般常識レベル。
快適性を検討するとき『断熱』『日照調整』と同時に忘れてならないのが
『輻射』です。
体感温度は、壁表面温度に大きく影響されますので、
室温が低くてガラスの温度が高いと暑く感じます。
庇を深く出し、夏の直射日光をガラスに当てない工夫をしても、
デッキテラスからの照り返しもバカになりません。
(デッキテラスからの輻射熱でガラスの温度が上がります♪)
ここまでの夏対策がされていないと、
エアコン無しで夏を乗り切ることはできません。
カーテンを閉じても、カーテンが熱を持ちますので・・・

ちなみに、
いわきの夏は意外なほど涼しいので、家中の窓を全開にし、
東西の窓にヨシズを立てておけば、エアコンはほとんど必要ありません。
海と山の温度差が、昼も夜もありますので
風が止まる時間はほんの僅かです!
最高気温が30℃を超える日は、数日しかありません。
時間にしたら数時間です!
今年の夏は、7月に1回、8月に2回だけ!

証拠←いわきでも小名浜は特別なんだけどね♪
こんな快適な気象条件の地域でも、夏のサンルームは危険です。

次回は、このサンルームをもう少し掘り下げます。
どうしてもサンルームが欲しい方は必見ですぞ!

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posted by TOY-order at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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