2006年12月22日

構造と設備の分離(1)

だいぶ前に書いた【基礎断熱と床下暖房】という文章に
下のようなコメントをいただきました。
せっかくですので、ゆっくり説明してみましょう。
記事大変勉強になりました。ありがとうございます。
3つお聞きしたいです。
1 床下温水暖房は床下の空気を暖める事がメインで、
 基礎コンクリートの蓄熱は考えていないのでしょうか。
 それでも充分冬暖かいのでしょうか。
2 床下温水暖房機は何年ぐらい持ちますか。
 メンテに床下したに入るためには基礎高はどの程度でしょうか
3 深夜電力利用のコンクリート蓄熱式の床下暖房でも
 温度設定を低くすると問題ないのでは。
 灯油よりランニングコストが安いのでは。
 よろしくお願いします。


床下空間を暖房すると、温まった軽い空気は上昇しようとしますので、
ファンなどで強制的に空気を動かさないでも暖房が可能になります。
暖房は空気を動かさないほうが快適なんですよ!
詳しくは後日記事にしますが、
今回はこのまま暗記しましょう♪(←テストに出ます)

この暖房の熱は、基礎のコンクリートにも伝わります。
基礎は、熱を蓄える部分が少ない『木造の家』で
唯一大量に熱を蓄えることができる部分です。
ここが温まると、暖房が止まっても室温はなかなか下がりません。
室温が床下温度より低くなると、
コンクリートから熱が吐き出され温めてくれるのです。
この現象を『蓄熱暖房』と呼んでいます。

床下暖房の空気は上昇すると書きましたが、実はこれもちょっと違います。
しっかり断熱された家で、室内が十分温められると
天井面と床面の温度差がほとんどなくなります。
そこに僅かに温かい空気が床下から滲み出しても、
それほどの勢いはありませんので、
建物全体で大きな『対流』は起こりません。
窓面で冷やされた下向きの気流を止めることが主な仕事だと考えても
間違いではありません。

建物の温かさは暖房機ではなく、断熱性能に依存します。
断熱性能を確保すれば大げさな暖房機は不要となり、
小さな暖房機で全館暖房が可能となります。
快適な家とは『冬に温かい家』ではなく
『冬に寒い場所がない家』ではないでしょうか?

続く!

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posted by TOY-order at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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