2006年12月24日

構造と設備の分離(3)

前回の続き!

質問3つ目に付いて書きます。

深夜電力利用のコンクリート蓄熱式の床下暖房でも
温度設定を低くすると問題ないのでは。
灯油よりランニングコストが安いのでは。 よろしくお願いします。

夜間電力による【オール電化】の家を求めるお客様は、
かなり増えているようです。
宣伝が上手なんですよね。
ガス会社もあわてて『ガスの火を消さないで・・・』と
泣き落としのような宣伝を始めましたが、
なんだかなぁ〜〜(もっと強気で行けよ!)

さて、
夜間電力の魅力は安い電気代です。
日中の1/3ですので、かなりお得です。
もうひとつお得なのが、エコキュートなどのヒートポンプです。
エコキュートですと100のエネルギーで
400程度の熱をつくることができ可能です。
ただし、
温水暖房にこの設備を使うためには、
暖房のピーク時にあわせて貯湯タンクの容量を確保しますので、
過剰設備になりがちです。

基礎コンクリート内に電熱線を埋める暖房方式もありますが、
これは100のエネルギーで100の熱しか得ることができません。
しかも、建物の構造体の中に設備が埋まっていますので、
もしものトラブル時のメンテナンスは非常に困難となります。
いや実際のところ、
基礎のコンクリートを壊すか、
設備をあきらめてそのまま埋設したままにするかの2択問題だといえます。
熱を出す設備がコンクリートの寿命と同じだけ使えるとは思えませんので、
いつか必ず起こると考えるべきではないかな?
(短すぎる日本の住宅の平均寿命程度なら問題ないと思うけどね)

オール電化の家はイニシャルコストが問題です。
確かに灯油価格の急騰もあり夜間電力のランニングコストは魅力ですが、
工事費の差額の回収するにはかなりの時間を要すると思います。
(今度、ランニングコストの計算でもしてみようかな?)

温水暖房の魅力は、熱源を選ばないことです。
灯油やガス以外に、電気での暖房も可能です。
ボイラーの寿命が尽きるたびに
そのとき最適と思われるエネルギーの選択が可能になる暖房システムです。
夜間電力による蓄熱暖房は電気以外の選択肢が無いことに不安を感じています。
水素燃料による自家発電がある?
いえいえ、あれは発電廃熱で十分暖房可能なんですよ!


電気は、パソコンのような精密機械を動かすことができる
精度の高いエネルギーです。
これをつかって20℃の室温を維持するのは
非常にもったいないように思えるのですが、いかがでしょう?

おしまい

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posted by TOY-order at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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