2007年06月11日

土間コンクリート下の断熱

先日、お客様から
「土間コンクリート下の断熱は要らないのでは?」
との指摘を受けました。

私の事務所を尋ねていらっしゃるお客様には
『スペック重視派』の方が多くいます。
様々な営業マンの話を聞いても納得できずに困り果て、
流れ着いてくる「断熱漂流者」となってしまったお客様の多くは、
私の文章のような技術資料をかなり読み込んでいますので、
基礎断熱の特徴についてもかなりのレベルで理解されています。
(おかげで設計打ち合わせ中は断熱の話をしないで済みます)
そのお客様を納得させるためには、
きちんとした根拠が必要となります。

基礎断熱は基礎のコンクリートに熱が蓄えられるため
上手に暖房すると
安定した室内環境を得られるメリットがありますので、
私は普段、『室温の安定は、
熱を蓄える部分が大きいほど効果を発揮しますので、
基礎のコンクリートだけではなく、
コンクリート下の地面にも熱を蓄えてしまいましょう♪』
という設計(説明)をしています。

ところが今回の敷地は、
地盤調査をしたところ、海の近くで常水位面が高く
地面に熱を蓄えようとしても、地下水に奪われてしまいます。
これではエネルギーの無駄使いですので、
基礎の下に断熱材を敷く必要があります。
とまぁ、こんな説明で、
『スペック重視派』のお客様も納得していただけたようです。

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マニアックな設計屋は、
こうして自覚ないまま断熱の深淵へと近づいていくのです(笑)
posted by TOY-order at 21:28| Comment(4) | TrackBack(0) | ウンチク-B基礎断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど〜地下水位ですか。ちなみにtoyさんは基礎断熱の場合の防蟻処理についてはどういう説明をされてますか?先日現場見学会を開いたらびっくりするくらい勉強している人がいてたじたじでしたよ〜
Posted by いちろ〜 at 2007年06月29日 11:18
いちろ〜さん、
防蟻処理した断熱材やステンレスメッシュなどを使いたいところですが、
予算の都合で、断熱材の地中部分までモルタル塗りとすることで
シロアリ対策としています。
あとは、床下を定期的に検査するしかないでしょう!
Posted by TOY(管理人) at 2007年06月29日 13:18
はじめまして。秋田県に住んでおります小野崎と申します。アドバイスをいただきたくてメールしました。基礎断熱の家です。豪雪地帯のため、地下水を利用して雪を溶かそうと井戸を掘る予定ですが、家の基礎のすぐ近くに掘っても問題ないでしょうか。井戸水を使用するのは冬期間だけの予定ですが、基礎の熱が多く奪われるのでしょうか。それとも2メートルぐらい話した場所に設置した方がよいのでしょうか。アドバイスよろしくお願いします。ちなみに地下水位は高いかと思われます。
Posted by 小野崎 at 2009年10月12日 16:17
小野崎さん、
コメントありがとうございます。
地下水位が高い敷地で基礎断熱する場合は、基礎下面に十分な断熱を設るべきです。特に地下水が流れているような場合、地中伝わった熱がどんどん流されてしまいます。
地下水で融雪する例は福島県内にもあります。地下水が豊富な地域でしたら地盤沈下の心配も少ないでしょうから、井戸の位置については特別な配慮は不要だと思います。
コメントを読んだだけですので、参考意見程度にお考えください。詳細は地元の設計事務所などにきちんと相談するべきです。
Posted by TOY(管理人) at 2009年10月19日 14:56
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