2010年09月21日

断熱塗料

家づくりの仕事に関わっていると、様々な新商品情報が集まってきます。
「凄い換気扇ができました!」
「これからは樹脂製トリプルLow-Eガラスです」
「こんな地盤改良工法があるんですよ〜」
「薪ストーブはいらんかねぇー」
忙しいと玄関先でお断りする場合もありますが、面白そうなモノですとついつい長話をしてしまいます。そんな新しい物に対してフレンドリーな立場を維持しているボクですが、苦手な建材も存在します。その筆頭が「輻射系」です。

「建物に侵入する熱の多くは輻射ですので、この銀色のシートを貼るとこんなに省エネになります」とか、「この塗料を塗ると断熱性能が大幅に増加します」などの不思議な建材の多くが【輻射熱】という素人には難解なキーワードで包まれて、よく分からないけどなんとなく良さそうなオーラを発しています。

先日事務所に届いた質問も「輻射系」建材についてでした。工場の屋根に塗ると夏場の屋根表面温度が20℃低くなるという、NASAが開発した特殊セラミックが配合された塗料です。ねっ、なんとなく良さそうでしょう。HPでは特殊セラミックを掌に載せてガスバーナーで焼くという奇抜なパフォーマンスも見せています。

工場などの大規模生産施設は、用途にもよりますがほとんど断熱していません。内部には熱を出す機械類も多く、冬の寒さ対策より夏の暑さ対策が重要になります。その場合は、屋根表面温度は重要です。夏の直射日光を少しでも反射させることで屋根表面温度が下がれば、屋根材がそのまま天井となる室内環境は大幅に改善されます。天井が60℃になると輻射熱が天井から降注ぎますので、エアコンで室温を下げただけでは体感温度は下がりません。

それでは住宅の場合はどうなるでしょう?
屋根材の下に天井材があり、その間には断熱材が充填されてあります。ボクはグラスウールを20cm入れています(もちろん寒冷地で設計する場合はもっと厚いです)。さらに、屋根材の熱が室内に伝わらないよう屋根通気層や棟換気などを設け、屋根表面温度が上昇してもその熱が外に廃棄されるよう配慮しています。

屋根材に輻射塗料を塗ると夏期の快適性は程々に確保できますが、冬の夜は何の効果もありません。(室内からの輻射熱を反射するとの反論もあるかもしれませんが、住宅の屋根材の下には合板や板材が密着していますので、そこから伝導する熱の方が多くなるでしょう)屋根に断熱塗料を塗る効果は暑さ対策には有効ですが、屋根面(又は天井面)の断熱性能をきちんと確保すれば年間を通して快適になります。そんな理由から、まずは建物断熱性能の確保を優先することをお勧めします。その上で更に省エネを目指すために断熱塗料を施工することについては何も言いません。ボクならその費用はキッチンのグレードアップに使いますけどね(←言ってる)

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追記:
知り合いの建材屋さんに
「銀色防水紙の熱性能は外壁のを濃い色にするか薄い色にするかの差より小さい!」
と言ったら、「あれはオシャレ目的!」と返された。
住宅の価値観はこのように様々なのですよ(笑)

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間もなくHPをリニューアルします。古いサイトもそろそろ見納めですぞ!こちら



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2010年04月28日

断熱計算ソフトの使い方

私が設計する建物は必ず断熱計算をしています。
もちろん専用ソフトがありまして、
室蘭工業大学 建築システム工学科 鎌田研究室が開発した
エクセルのマクロプログラム「Q-PEX」は、
NPO法人 新木造住宅技術研究協議会(略称:新住協)で入手可能です。

日本全国のアメダス観測地点(824カ所)の気象データにより、
建物の建設場所、部位毎の断熱仕様、
開口部の向きと大きさなどを入力すると、
熱損失係数(Q値)と同時に全室暖房時の年間エネルギー消費量や
CO2発生量も算出されます。
直感的で簡易な入力方法のため、
単純な形状の住宅であれば二時間程度で作業は終了します。

このソフトは、
部位毎の断熱性能を操作すると燃費がどの程度良くなるのかを
確認するのが本来の使用方法であり、
次世代省エネルギー基準ギリギリの建物と比較して、
燃費を半分にする方法などを検討するために開発されたものです。

問題はこのソフトが簡単に悪用できてしまうことです。
例えば、
次世代省エネルギー基準のギリギリクリアを目的とした計算!
何が悪用かとといいますと、
開口部で性能を確保し、床・壁・天井の断熱厚さを
ギリギリまで薄くする設計もできてしまいますが、
それらは単なる計算結果なんです。
推奨できる工法だとは言えないんです。

薄い断熱材を壁に押し込むと、
断熱材と内装材の間に空間ができてしまいます。
この納まりが壁の中に気流を発生させ、
床下の冷気が屋根裏まで移動してしまう現象につながります。

断熱厚さを基準値ギリギリまで薄くし、
計算結果のみ次世代省エネルギー基準をクリアしている住宅が、
これまでの住宅の問題点である壁の中の気流問題を
解決するよう施工し、
計算通りの性能を発揮することは考えられないのです。
なぜなら、
薄い断熱材で気流が発生しないように施工するのは、
壁厚さの断熱材を充填するより遙かに面倒な作業なのです。

QPEXの開発目的は、
どうすればより簡易に省エネとなるかを検討することです。
補助金申請用のために基準ギリギリの断熱厚さを計算し、
材料費と施工手間までケチってしまうと、
これまでの寒い家と何も変わらない「次世代省エネ基準の家」が
出来てしまうのです。
ソフトの悪用ですよ!

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追記:
雑誌の原稿を書き終えたら
文字数が大幅にオーバーしてましたので、
本当に言いたい事はこちらに書きます(笑)

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HPをリニューアルしました。こちら
携帯でもキレイに見ることができるようになりました。





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2009年12月01日

住宅版エコポイント

お友達のブログで発見!
住宅版エコポイント制度が始まる」の情報
新聞読んでいませんでした(赤面)

長期優良住宅先導的モデルの補助がもらえると
思い込んでお客様に説明していましたので、
補助金が無くなりましたと言い出せずにいました。

「民主党さん、急いでおくれ〜♪」
祈りが通じました(笑)
2009年度第2次補正予算案に約1000億円
すごい金額です。

追加の祈り項目
「断熱の基準を厳しくして下さい。
 構造の基準は厳しくしないで下さい。
 1件当たりの補助額を大きくして下さい。」

なるほど、
祈りはエスカレートするモノなのですね。

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追記:
2000万円の建物ですと、
消費税が100万円ですので、
補助金はそれ以上としていただきたい。
あくまでも環境対策という姿勢で、
景気対策とは口にしないでいただきたい。
祈りの口調もエスカレート!
これでは祈りも通じない(←口に出すから意義がある?)





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2008年05月28日

付加断熱を考える

新住協の総会に行ったら、
北海道の先進的な工務店さんは
壁の断熱厚さを200mmにしているとのこと。

在来工法だから、柱の寸法は105mmか120mmで、
その外側に断熱材を充填するため100mmの下地を組んでいます。
こんなことを私の住む「いわき」で設計したら
工事屋さんからなんと言われるか心配になりますね。

って、何が問題かと考えると、
在来工法の家をつくった外側に、ツーバイフォーの家をつくる手間
断熱厚さが死活問題でない地域では、
この手間は受け入れてもらえないょ・・・ね?

それなら、
外壁側の壁を120×150の柱で建てたほうが早そうだね
なんて知り合いの業者さんと話し込んでしまいました。

その方曰く、
最近の集成材軸組みの家は、
床に厚い合板を敷き根太が不要で、
外壁に合板を貼り筋違いが不要、
屋根断熱で使う大きな垂木はカナダのツーバイ材になっている。
木造住宅なのに、本物の木を使ってないと思わない?

なるほど、
それなら県産材の杉を「45×150」とかに加工して
ツーバイフォーの家をつくるほうが、
たっぷり木材が使われた「木でつくる家」になるのでは?

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追記:
何か新しいことを考えたくなってきたっ!
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2008年01月25日

人口動態統計月報年計の概況

厚生労働省のHPをみていたら、
興味深いデータを発見しましたので紹介します。

平成18年 人口動態統計月報年計(概数)の概況

死亡数・死亡率(人口10万対),死因簡単分類別
(↑ちょっと生々しいタイトルです)

交通事故      8,980人(平成19年度警察白書では 6,352人)
転倒・転落     6,286人
不慮の溺死及び溺水 6,027人

この人数をどのように読み取りますか?
建物内で転んだり溺れたりしてなくなる方の数は
交通事故で亡くなる方の数より多いのです。
しかもその多くは65歳以上だと言われていますので、
建物内での事故により寝たきりなどの状況になる方の数も
相当数あると思われます。

そのような理由から建物内の段差を無くすなどの対策が
取られるようになりましたが、
温度のバリアについてはまだまだ不十分に思えてなりません。

建物内の断熱性能を高めると
脱衣室や浴室まで室温の差が少ない建物とすることができます。
住宅内の事故(入浴中の急死を中心に)という資料によると、
浴室での死亡者数は冬季間、しかも寒冷地に行くほど多く
断熱性能の良い家が多い北海道では少ないとあります。

断熱性能は高齢者の家庭内事故防止に役立つかもしれないですよ!

参考資料:
入浴中の事故は交通事故よりも多い

消費者被害注意情報

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追記:
真面目にネットを検索すると疲れますね♪








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2007年11月07日

水蒸気と結露

壁の中に断熱材を入れると
建物から外へ向かう熱の移動が遅くなります。
つまり断熱材の室内面と外壁面には温度差ができます。

冬ですと、室内の水蒸気が壁に侵入すると
外壁近くで結露となる恐れがありますので、
私の現場ではそれを防ぐために室内側に防湿シートを貼り
壁内への水蒸気の進入を防ぐ納まりとしています。

ここまでが基本!
今回は「セルロースファイバー」の話続きを読む?
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2007年06月10日

断熱性能を良くしていく

木造の150坪の建物を設計しています。
壁の断熱は15cm、
屋根の断熱は20cm、
窓は木製サッシでガラスは3枚です。

明らかに私の住む地域ではオーバースペックです(笑)


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2007年03月27日

温度計

冬に暖かい家を設計し、
きちんと工事しているのを確認するのが私の仕事なんですが、
本当に暖かい家になっているか気になります。

そこで登場するのが温度計です。
それも、測定期間中の温度を記憶してくれる賢い温度計です。
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2007年02月10日

『換気と暖房』 02

前回の記事からだいぶ経ってしまいましたが、
『換気と暖房の話』2回目です。
1回目はこちらからどうぞ!

私が好んで採用している床下暖房は、
床にガラリをつけ、そこから暖かい空気が上がってきて
建物全体を暖める暖房です。

同時に24時間換気の機械が設置されていますので、
『暖房の空気の流れ』と『換気の空気の流れ』が
建物の中に存在することになります。

さてどうなっているのでしょう?
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2007年01月25日

暖房が効かない!

知り合いの設備工事屋さんが助けを求めて来ました。

「床下暖房が効かないんです〜〜〜〜ぅ」

床下暖房は、
建物の性能に依存する部分が多いため、
設備工事屋さんも【なぜ温まらないのか】が簡単にはわかりません。
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2006年12月21日

『換気と暖房』 01

先日、
『換気と暖房』についてしゃべりの仕事をしてきましたので、
そのことについて書いていきましょう。
まず換気についてです。続きを読む?
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2006年12月19日

地元のネットワーク

1年以上地元の工務店さんと地道な勉強会を続けています。
当初は『暖簾に腕押し』『糠に釘』な状態が続きましたが、
真剣に取り組むメンバーが、ここ数ヶ月で何棟かの家を完成させました。

昨日、完成した家を見せていただきましたが、
担当した設計士の断熱仕様に不安を覚え、
工務店さんが断熱性能を適正なレベルまで上げたというではありませんか!
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2006年11月26日

断熱基準

今日は久しぶりに『断熱』の記事を書きましょう。
国土交通省をも恐れぬ断熱オタクの心の叫びをご堪能下さい。


以前、3つの断熱基準の話を書きました。
要約すると、
@ 最低基準(昭和55年)
A 新省エネ基準(平成4年)
B 次世代型省エネ基準(平成11年)
と、断熱基準はどんどん厳しくなっています。

しかし、
B 次世代省エネ基準は、寒冷地以外ではまだ普及していないようです。
お上は『気密』の基準がネックになっているのではと考え、
最近、気密の基準を大幅に緩和しましたが、正直理解できません。
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2006年11月22日

気化熱

子どもの頃、汗をかいたときや、お風呂上りに濡れた体でいたりすると、
親から『早く体を拭かないと風邪を引くよ』と言われたことありませんか?

ちょっとコムズカシイ話を書きますのでしっかり聞くように!

液体である『水』が気体の『水蒸気』になるためには
意外にたくさんのエネルギーが必要です。
例えば、ある量の水を1℃温めるために必要な熱の量を【1】とします。
同じ料の水を水蒸気にするためには【540】必要です!
よくわかんないけど、かなり大きいでしょ?
(わかりやすく書いてます。専門家のイチャモンお断り!)
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2006年11月07日

会津若松の家断熱計算2

知り合いの工務店の手伝いで、建物の断熱計算から暖房計画までしました。
ここまではいつもしていることですのでオチャノコサイサイなんですが、
問題は暖房の熱源を電気で計画しなければならないこと!

これまで何度も書いているけど、暖房と夜間電力の相性はかなり悪いです。
蓄熱暖房機の問題点は以前書いたのでここでは書きませんが、
夜間電力の温水暖房もなかなか考え物です。
最大の問題点は温水タンクの容量です。
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2006年10月31日

「会津若松の家」断熱計算

先日相談を受けました『会津若松の家』の断熱計算をしました。
熱損失係数は 2.03[W/uK] ですので、次世代省エネルギー基準を満たしています。
日射取得熱と室内発生熱による自然温度差は 約5℃ですので、
暖房設定温度(平均)を 18℃ とすると、
暖房で温めるのは 13℃ まででいい事になります。
会津若松の気温の場合、年間灯油消費量は 1189リットル となります。
この地域の次世代省エネルギー基準は、2.4[W/uK]以下ですので、
基準値をかなり下回っていますが、
全館暖房のため意外なほど多くのエネルギーが必要です。

例えば私が住む『いわき市小名浜』にこの建物を建てた場合、
日照時間の差が大きいため 自然温度差は 6.8℃ となり、
暖房機が負担する温度は 11.2℃でよく、
さらに外気温の差により、
年間灯油消費量は 472リットルで済みます。


さて、
当初の計画をいかに省エネにするかを考えていきます。
まず窓の断熱補強です。サッシのグレードをこれ以上上げるのは大幅なコスト増になりますので、
サッシはそのままで、南側の窓に断熱ブラインドを設置することとします。
これで、灯油消費量は 1084リットルになります。

さらに熱交換型の換気扇を設置します。
ここまですると、灯油消費量は 720リットルまで減らすことができます。

ちなみに、次世代省エネルギー基準をギリギリ満たす性能まで断熱性能を悪くすると
年間灯油消費量は 1402リットルとなりますので、
次世代省エネルギー基準の約半分の暖房費で全館暖房できる
見込みが見えてきました。
当然コストに建設跳ね返ってきますので、
どこまで組み込むことが可能かの判断が必要です。
明日、工務店さんと打合せします。

次回は暖房計画のお話です。

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断熱計算

先日相談を受けました『会津若松の家』の断熱計算をしました。
熱損失係数は 2.03[W/uK] ですので、
次世代省エネルギー基準を満たしています。
日射取得熱と室内発生熱による自然温度差は 約5℃ですので、
暖房設定温度(平均)を 18℃ とすると、
暖房で温めるのは 13℃ まででいい事になります。

会津若松の気温の場合、
年間灯油消費量は 1189リットル となります。
この地域の次世代省エネルギー基準は、2.4[W/uK]以下ですので、
基準値をかなり下回っていますが、
全館暖房のため意外なほど多くのエネルギーが必要です。
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2006年10月26日

銀色商品発見!

少し前、知り合いからナゾの銀色商品について聞かれたことがありました。

調べると、梱包用のプチプチをアルミ箔でコーティングしたような銀色商品が、
信じられない性能を持っているというではありませんか!
黙って見過ごすわけにはいきません!

調査・実験を進めると、予想通りそんな性能が無いことを確認出来ました。
これについては、特定の建材の中傷記事になってしまうので、
後日こっそり記事にします。

今回発見した「銀色建材」はこちらです。
建物の熱性能には、「断熱性能」以外に「遮熱性能」があるのですが、
「遮熱性能」は、あまり一般的ではありません。
ここに目をつけた銀色商品がこれまでたくさん商品化されているのですが、
ほとんどの商品に「透湿性能」がありません。
(金属の膜ですので湿気を全く通しません)

透湿抵抗が大きな金属の膜を建物の最外部に貼ることは、
夏の太陽熱を室内に入るのを防ぐのには有効ですが、
寒冷地の場合、冬期の壁内結露の逃げ場を無くすことになり、
かなり危険な構造といえます。
湿気を通さない「銀色商品」は室内側に使うべきであると考えています。

しかし、デュポンさんは違いますね〜
湿気を通す銀色商品をつくってしまいました。
遮熱性能は多少落ちるとしても、
屋根面の遮熱対策にはこちらがお勧めです。

追記:
建築知識3月号の、30ページと、166ページに
それぞれ違うメーカーの銀色商品が紹介されています。
どちらも、それらしいことが書かれていますが、
片方の銀色商品は屋根面には使わないほうが良さそうな物ですので、
要注意ですよ!
この雑誌は10年以上欠かさず買っているけど、
特集記事で全く逆のことを書いてたりするんですよ。
たくさんの方が執筆してるので当然なのかもしれませんが、
「どっちなんだ!」とつぶやいたりしています。


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2006年10月05日

暖房エネルギー消費量について

暖房エネルギー消費量について書きます。

私は完成した家の追跡調査もしています。
調査は主に室温の外気温の関係です。
機会がありましたら、データの紹介などもしてみたいです。
断熱改修した住宅の、改修前後のデータ比較は見ごたえがありましたよ!
灯油消費量もそれなりの値が出ていました。
続きを読む?
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水蒸気って何だ?

水蒸気はどんな大きさでしょう。
水が細かくなったものですので、そこそこ大きいと思ってませんか?

まず酸素分子の大きさは「32」です。(単位は無視しましょう)
こんなの→O-O(16+16)です。
それに対して水の分子はこんなの→H-O-Hです。
Hは水素です。大きさは「1」です。
つまり、水蒸気の大きさは「1+16+1→18」となります。

水蒸気は気体で飛び回っている状態では、酸素より小さく軽いのです。
はっきり言って、どこにでも入っていきます。

nit001.jpg続きを読む?
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