それから2ヵ月後の3月末に工事はほぼ完成しました。早い?
当初スケッチで描いた
「ナチュラル〜」な外観とはまるで違ってしまいましたが、
骨格は当初のイメージのまま完成しました。
(素人の工事でもそれなりに仕上がりますよ!)
続きを読む?
当時はアルミサッシの寸法はメーカー毎にバラバラだったのです。
予算が厳しい現場でしたので、
元請の工事屋さんは下請け業者の選定にかなりシビアで、
メーカーが決まらなければ、当然サッシの寸法表が出ないので、
壁パネルの製作は始められないことになります。
寸法精度は部品化の基本です。
現場で部品の2次加工なんて本末転倒です。
今回の連載は、過去に建てた家を思い出して書いています。
リアルタイムの現場報告ではありませんので、
最初に完成した家の写真をお見せします。






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壁のパネルに内装の板を工場で取り付けてしまい、
壁パネルはめ込みで、内装工事が完了することにしました。
つまり、室内側から見ると、木の骨組が見えますので、
真壁づくりと言えます。
ベニヤの壁の家をお客様と見に行き、納得していただきました。
「家具」「絵」などで、壁が見えなくなるのも事実です。
A
既製品の窓の高さ(220cm)を梁下ぴったりとして、
小さな壁をつくらない。
B
天井が低くなってしまうので、
2階床合板を1階の天井とし、天井をつくらない。
C
不要な扉は作らない。
D
間仕切りの小さな壁はあけたままとし、
家全体の通気性能を確保する。
部品化により、大工工事をどこまで減らせるかを検討する。






ここまで、基礎について触れていませんが、
ここは部品化が困難ですので従来のままとします。
PCの基礎や、カッターとガムテープで組み立てる
断熱型枠などもあるのですが、
余程の「ツワモノ」でないと、
自分で作るのはできないでしょうから省略します。
基礎工事は、近日中に「基礎断熱」のカテゴリを作りますので
少々お待ち下さい。
「在来構法」の歴史はそれほど古くありません。
物のない時代に、粗末な家でも安全性が確保できるよう、
ギリギリの材料で建物の構造性能を確保するために
「昭和20年代 住宅金融公庫が仕様書を発行して
施工技術の標準化を目指した」
のが、最初だと習いました。
せいぜい出来て60年の構法といえます。
(その前からあったのは確かですが、
一つの構法として確立してからの期間です)
この工法のもうひとつのメリットは、将来の改修しやすさです。
上に書いた重要な柱以外は全てはずせるので、
増改築時に構造の補強が不要になります。
木材の乾燥収縮は、建物にスキマをつくります。
それも完成してから数年後に発生します。
住んでいる人は、
徐々に起こるこの性能の劣化になかなか気づきませんが、
建物は正直で、徐々にですが確実に傷み続けます。
スキマから熱とともに水蒸気が逃げ、結露し、
建物の劣化を進めるのです。
しかも、スキマが少ない建物ほど、
弱点に結露が集中するのです。(断熱やめますか?)
ちなみに「上棟式!」について思うこと
少し前まで、餅やお金を2階から撒く様子があちこちで見られました。
あれは工事の中間に、
建て主さんが大工さんの苦労をねぎらうために行います。
昔でしたら、山から切り出した木を乾燥させ、
加工し、現場で組み立てましたので、
上棟までの労力はねぎらうべきものでした。
しかし、上に書いたような今日的工法では、
大工さんは数日しかまだ働いていません。
しかも上棟時にいた職人の多くは「とび職」です。
上棟式しなくなるのもわかります。

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