2006年09月29日

夏目漱石に挑戦!2

先日書きましたが、
内田樹の「先生はえらい」を読みました。
奇抜なタイトルの本ですが、
実はコミュニケーションについて書いてある高校生向けの本です。
『ていねいな家づくり』でも、
お客様とのコミュニケーションは非常に重要ですので、
大変勉強になりました。(高校を2回卒業できる年齢です)

しかしこの本!
相手が高校生だと思って、読者を見下すような書き方をしてるんですよ。
(もちろん、そこいらも著者の作戦なんですがね!)

一番腹が立ったのが、
漱石の『こころ』と『三四郎』、
たぶんみなさんはどちらも通読されたことはないでしょうけど

と書かれたところ!
勿論!読んでません!

情けないので、両方読みました。
先程、通読完了です!

内田樹の文章を少し書き写します。
『こころ』は
「私」という語り手が「先生」と呼ばれる、
あまりぱっとしない無職の中年男性と知り合いになって、
その人を師匠と仰いでその家に通い詰め、
そのうちに自分の実の父よりたいせつな人のように思われてきた矢先に、
先生が「私はあなたに『先生』と呼ばれるような、
たいした人間ではありません」というようなことを
くどくどと書いた遺書を残して自殺してしまって終わり・・・
というなんだかわけのわからない物語です。


『三四郎』も似たり寄ったりで、
熊本から東京の大学にやってきた青年三四郎が
C調な学生やハイカラなお嬢さんに翻弄されているうちに、
「偉大なる暗闇」とあだ名されたあまりぱっとしない中年男性に
しだいに惹かれ始め、
「僕はこの人を師としてとして
成長してゆくことになるのかしら・・・」と
ぼんやり思うようになる、
というなんだかわけのわからない物語です。


漱石がこんな小説を書いていたのは明治40年代、
20世紀が始まったばかりの頃のことです。
維新から40年。
ちょんまげを結っている天保生まれのお爺さんたちが
まだそこらに生きていた時代です。
その時代に漱石は
これから近代日本社会の中核となるであろう明治の青年達に向かって、
「そのへんのてきとうなおじさんをみつくろって、
『先生』として師事するといいよ」と書いたのです。


漱石が「先生」の条件として挙げているのは、2つだけです。
1つは「なんだかよくわからない人」であること、
1つは「ある種の満たされなさに取り憑かれた人」であること、
この2つです。


漱石がそう書いている以上、
「先生」が「先生」として機能するためには、
これだけで十分ということなのでしょう、きっと。


既に先生の条件に片足を突っ込んでいる「私」ですが、
私が密かに師として仰ぐ設計事務所の所長をされている方々は、
みなさん十分に漱石のいう「先生」の条件を満たしています。
       (笑!(←笑っちゃいけない!)



まさに「先生はえらい」のです。

追記:
興味のある方、3冊セットでレンタルしますよ!


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夏目漱石に挑戦!

先日読んだ【内田樹著「先生はえらい」】の中に、
漱石の「こころ」を通読されたことないでしょう?
と書かれてあったことに腹をたて、近所の本屋で買ってきました。

【角川文庫 324円】

古い言葉の注釈や、解説が2つ、
漱石の年表まで付いてるなんとも豪華な文庫本なんですが、
頭にきてます。

ページを開いていきなり『あらすじ』が見開きで書いてあります。
もちろん最初の行には
夏目漱石『こころ』−あらすじ と書かれていました。

が、しかし、
そこをとばして読んでしまったため、
読書開始から90秒後に、結末まで知ってしまいましたとさ!

これって普通なの?




追記:
と言いつつ結構はまっています。
内田樹の本を読んだおかげで、かなり斜に構えています。
読書は奥が深いね!

おしまい

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集成材

定期購読している「住宅建築」という雑誌があります。
5月号からリニューアルして、
毎月1人の有名建築家の特集を組んでいます。
少し前ですが7月号は故林雅子さんの特集でした。
でも、私が書きたいのはそこではありません。
構造家『増田一眞』の記事です。
白黒ページの小さな文字ですので、
買っても読まない人がかなりいると思います。
私だって増田先生を知らなかったらよほど暇でない限り、
パラパラめくるだけです。

続きを読む?
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2006年09月28日

先生はえらい

先日注文した本が手元に届きました。

最近はネットで本を注文するとコンビニに3日で届くので
急ぐ場合はそちらを利用することが多いのですが、
久しぶりに書店で注文したところ、
それまで『10日から2週間』かかると言われていたのに、
土日をはさんで5日で届くと言われました。

そうなると、ネットで注文するのとほとんど同じです。
本屋さんの棚を眺めるのが大好きですし、
某コンビニより近くにあるこの本屋さんの方が魅力的ですぞ!

そんなわけで思ったより早く手に入った本を早速読んでみました。
ちくまプリマー新書という、
中高生向けの本なのですがかなり難解です。
しかも、筆者の語り口が中高生向けですのでかなり見下しています。
『漱石の「こころ」や「三四郎」は読んだことがないでしょうけど・・・』だと〜!くそ〜読んでないよ!

チンプンカンプンのまま読み終えると、最後に

え、ここまで読んだけど、
ウチダ(著者)が何を言いたいのか、わからない?
「あなた、こんな本書いて、いったい何が言いたいんですか?」
うむ。免許皆伝じゃ。では老師はこれにてご無礼いたす。御免。


なんて書いてあるではないか!悔しいのでもう一回読みます。

そうそう、本のタイトルです。
内田樹著 『先生はえらい』 定価760円(税別)
コミュニケーションとは何かを深く考えることができる本です。

私の本棚はこちらで公開しています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
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先生はえらい先生はえらい
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 先生はえらい
[著者] 内田 樹
[種類] 新書
[発売日] 2005-01
[出版社] 筑摩書房

>>Seesaa ショッピングで買う
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書店に逃げました!

この締め切り直前のパニック時に書店を物色しているアホです。
気合を入れた断熱の話は今日もお休みです。スマン!

昨日の『内田樹』は【ちくまプリマー新書】から出版されているのですが、
ここは中高生向けの易しい内容の本らしいのです。
【ちくま】の棚を探したのですが見当たらず、
代わりに『小川洋子』の本を発見し買ってしまいました。
発見といってもずいぶん前から平積みされていて、
手に取るか迷っていたのですが、
欲しい本が手に入らない埋め合わせで衝動買いです。

ええ、もちろん読み終えました。
(図面が終らない・・・)

とりあえず感想です。
『博士の愛した数式』の著者である小川洋子と、
数学者の藤原正彦の対話集で、
『博士の−』のネタばれ情報満載ですので
必ず小説を先に読んでください。
ちくまプリマー新書は中高生向けだそうで、確かに内容が薄かった。
不思議なほどよく知っている内容の話ばかりで、
変な気分になったのだが、
読み終えて書棚に並べるときにようやく理由に気が付きました。
私は2ヶ月ほど前に藤原正彦の『国家の品格』を読んでいて、
そこのある話が随所に盛り込まれているのです。
『博士の−』と『国家の−』と数学の本を読んだ方は
読む必要がありません。
まさに中高生向けでした。

 
注文した本は来週届きます。
それまでに図面を終らせます。




追記:私の事務所の本棚はこちらで公開しています。
いえづくりの本以外に、数学の本や写真集などもあります。
興味がありましたら覗いてみてください。
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故宮脇檀と内田樹

只今ブログの引越し中です。
今回の記事は、今年の6月に書いたものです。


定期購読している建築雑誌の
『建築知識』と『住宅建築』が同時に宮脇檀特集を組んでいます。
(偶然なのか?)

『建築知識』は写真が少ないが細かな図面がたっぷりで、
『住宅建築』はきれいな写真がいっぱいです。
2冊セットで読むべきですね。

ちょっと不満は『建築知識』の記事が、
『人間のための住宅のディテール』という宮脇の本の
リメーク(?)のようなところ、
まあ、
亡くなっている方の特集ですから新作なんてあるはずがないんですけどね。

彼は私の通っていた大学の教授だったのですが、
女子クラスしか受け持っておらず一度も授業を聞けませんでした。
(↑スケベじじい!)
しかし私の人生に大きく影響している大好きな先生です。
久しぶりに少し時間をかけて読み直してみようと思います。

続きを読む?
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