2006年12月25日

追跡調査

断熱や暖房にこだわって設計していると、
建物完成後の様子が気になってきます。
断熱性能が計画通り機能していることは1年目で確認できますが、
「上手に住みこなせているか?」などは、
数年住んでみないとわかりません。
想定外の使い方が意外に快適だったりとか、
行ってみないと分からないこともたくさんあります。
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2006年12月10日

家電で省エネ

断熱で冬の暖房費を削減しようとしても限界があります。
あるレベルを越えると、
断熱性能の向上には大幅な建設コストが必要になります。
それよりも簡単に省エネとなるのが家電です。

先日仕入れてきたネタです。
削減エネルギー量の単位は【kWh】ですが、
ピンときませんので単価23円で電気代換算で表記してみました。
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2006年10月05日

ビルの断熱改修12

ビルの断熱改修の話です。
断熱に合った暖房方式を選ぶと、
断熱効果をはっきりと感じることが出来ます。

せっかく厚い外断熱工法で改修したコンクリート建物ですから、
無駄の無い暖房方式を採用したいと考えるのは、
意匠設計の担当も同じです。
この気持ちが度が過ぎているため、
設備設計の担当者からは煙たがられていますけど・・・

今回は現場担当者に大変苦労させてしまった話です。
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ビルの断熱改修11

ビルの断熱改修の話です。
断熱に合った暖房方式を選ぶと、
断熱効果をはっきりと感じることが出来ます。

意匠設計の担当なのに暖房や換気にこだわるため、
設備設計の担当者から煙たがられていることは前回書きました。
今回も同じ担当者と侃々諤々の大騒ぎでした。

900坪の小学校を丸ごと暖房に比べれば、
350坪の寮の暖房は簡単なのですが、
別の問題が山積していました。特にこの2点。
@ 工事予算があまり無い(屋根改修が鉄骨になったのがとにかく大きい)
A 配管場所が無い(設備用空間は今でこそ常識だが30年前は全く無い)

施設の用途は高校生向けの寮です。
建物は、魚の養殖を研究する大学の寮でしたが撤退し、
自治体が譲り受けたものです。
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ビルの断熱改修10

ビルの断熱改修の話です。
断熱を体感するにはそれに合った暖房方式の採用が大切です。
今回は、快適暖房の事例紹介です。

私はとにかく暖房にこだわります。
(意匠設計の事務所なんですが、こんなことばかりしています)
建物の快適性は
断熱性能が大きく影響することはだれでも理解できるでしょうが、
同じ断熱性能でも、
暖房方式によって快適性は大きく違うことは知っていましたか?
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ビルの断熱改修09

厚い外断熱の鉄筋コンクリート建物がどのような温熱環境になっているか、
追跡調査するのも重要な仕事の1つです。

ここで、私の仕事のスタンスを紹介します。
@ 調査→(設計の調査時)気象条件、近隣環境
A 予測→(基本設計時)断熱性能の計算、灯油消費量の計算
B 設計→(実施設計時)断熱・暖房等の性能設計
C 監理→(現場管理時)断熱・暖房等の徹底監理
D 測定→(建物完成後)温度測定、燃料消費量測定
E 検討→(測定データ回収後)予測と測定結果の比較、反省

Eでの反省により、次の設計の課題が見つかります。
つまり次の仕事の@は、@’(@より少し賢い)になります。
私も温度測定をするまでは、@・B・Cをぐるぐる繰り返し、
設備に関しては協力事務所にまかせっきりで、
ほとんど進歩がありませんでした。

しかし、A・D・Eをていねいに行うことで、
ラセンを描くように進み始めました。
断熱や暖房に関しては、設計がどんどん進化していることを、
実感しています。
(残念なのは、意匠設計かこの勢いで進化しないことです・・・トホホ)
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2006年10月04日

ビルの断熱改修08

ビルの断熱改修工事の話です。
ビルと書きましたが、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。
このシリーズは設計から断熱の工法へと話が進み、
今回は基礎断熱についてです。
興味がある方はバックナンバーを読んでください。

住宅の床の断熱は一般に床材のすぐ下にありますが、
鉄筋コンクリートの改修の場合には断熱出来る床下空間なんてありません。
では、どこに床の断熱を設けるかというと、
壁の外断熱の延長線上です。基礎の外側断熱になります。

「床の断熱が基礎の外?」と思われるかもしれませんが、
建物の熱の流れをイメージしてみると理解できると思います。

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ビルの断熱改修07

ビルの断熱改修工事の話です。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。
このシリーズも設計から断熱の工法へと話は進み、
今回は屋根断熱について書きます。
興味がある方はバックナンバーを読んでみてください。

ビルの屋上は平らなものが多いですが、
屋上の環境はかなり苛酷です。
冬は氷点下、夏は70℃を越えることもあると聞きます。
おまけに紫外線がガンガン当たります。
勾配が少ないので水はけが悪い上に、
掃除なんかしていませんので草が生えていたりします。
この草で屋上緑化に似た効果が得られればいいのですが、
雨樋への流入口を落ち葉や土が塞いでいますので、
排水口周りが池になっていたりします。
つまり平らな屋根は
雨漏りし易い条件が揃っているといっても過言ではありません。
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ビルの断熱改修06

ビルの断熱改修工事の話です。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。
このシリーズも設計から断熱の工法へと話は進み、
今回は外断熱について書きます。
興味がある方はバックナンバーも読んでみてください。(長いです)

断熱性能を良くするためには、
厚い外断熱が合理的であることを前回説明しました。
今回は、外断熱のメリットを幾つか書きたいと思います。
雑誌や本でむずかしい特集が組まれる内容ですが、
なるべく噛み砕いて、単位や数式を使わないで書いていきます。
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ビルの断熱改修05

ビルの断熱改修工事の話です。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。
ここまで設計から断熱の工法について説明しています。
興味がある方は読んでみてください。(注意:長いですよ〜)

今回は、外断熱について書きます。
少々乱暴な展開になりますが、
このぐらい書かないと伝わらない分野ですのでご了承ください。


コンクリート建物の断熱について、
「内断熱」「外断熱」どちらを選ぶべきなのか、
公共建築も含めて建て主さんは悩んでいます。
国会でも取り上げられましたが、
当時の扇大臣(たぶん)は
「どちらにも長所短所があり、どちらがいいかは断言できない」と、
曖昧な答弁をした事を記憶しています。
民主党の議員さんは相当勉強して質問していたのに残念です。
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ビルの断熱改修04

ビルの断熱改修工事の話です。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。
興味がある方は、ぜひバックナンバーを読んでください。

前回に続いて断熱改修の種類について書きます。

断熱材の種類は大きく2つに分けることができます。
それぞれの特徴は前回説明しましたが、まとめると次のようになります。
@ ボード系断熱材
  高性能である、価格が高い、ビルの内側断熱に多く使われている
A 繊維系断熱材
  性能がボード系より劣る、安い、木造住宅に使われることが多い
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ビルの断熱改修03

ビルの断熱改修の話です。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの建物です。
詳しくはバックナンバーを読んでください。

今回は断熱改修の種類について書きます。
建物の熱は、暖かいほうから冷たいほうへ移動します。
冬は室内から外へ移動し、夏は逆向きに移動します。
断熱性能とは熱の移動量を意味します。
性能がいい建物は熱があまり移動しませんが、
性能が悪いとどんどん熱が移動します。
建物の中の温度を一定に保つためには、
熱の移動量に合わせた空調設備が必要であり、
省エネに配慮するのであれば断熱性能の検討が重要になります。
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ビルの断熱改修02

数年前、私はビルの断熱改修工事をしました。
ビルといっても、鉄筋コンクリート3階建て、
床面積1200平方メートルの小さな建物です。

寒冷地に建っているので結露がひどい建物でした。
窓の廻りやタンスの裏などには結露が原因のカビがあります。
結露は古い建物だから起こるのではありません、
新しい建物でも見られる現象です。

建物の熱の伝わりに少し配慮して計画するだけで結露は防げます。
少し余計にお金が掛かりますが、
建物の寿命が伸びることを考慮すれば損にはなりません。
しかし、多くの建物では無視されています。
結露はあきらめなければならない冬の現象ということにしています。
戸建の家は、建て主と住人が同じですので、
その辺で妥協しない方が多いです。

集合住宅の場合、建て主と住んでる人は全く別ですので、
結露対策は、最低基準しか守られていないのが現状です。
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ビルの断熱改修01

建築設計の仕事は幅が広く、
一部の有名建築家のような「作品」を発表する方たちが有名です。
一方で、私がしている断熱改修のような地味なのも建築設計の仕事です。

地味な上に、完成後の温度測定と燃料消費量で結果がすぐ出る仕事ですので
失敗と成功の判断が極めて明瞭な仕事といえます。
完全に建築技術者で、デザイナーとは対極にある設計の仕事といえます。

もちろん「カッコいい」とか「きれい」とかも考えますが、
暖かさの邪魔をする「カッコいい」はそのままにできません。
1年以内に結果が出るのですから、冒険はできません。
(冒険というより自殺行為?)
いつも
「省エネ・快適」と「カッコいい」の両立を目指して設計しています。
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