2008年08月28日

全体工程計画

「常陸の家」の工程を国土交通省に届けなければなりませんので
急いで作成しました。

今回の建物は、築60年の建物を曳き屋する「移築部分」と、
新規に建物を造る「新築部分」があります。
「新築部分」が敷地の奥側になりますので、
そちらを先行してある程度まで仕上げてから、
曳き屋を行う予定ですので、通常の新築工事より工期が長くなります。

着工が10月で、曳き屋と構造見学会は来年1月に、
断熱工事見学会は2月頃になる予定です。
ちなみに、竣工は6月ですので8〜9ヶ月の長丁場となります。
竣工見学会も予定していますので、お楽しみに!

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
急いで国土交通省に提出する書類をまとめなければいけません。
〆切りを過ぎると補助金が消えてしまいます!
posted by TOY-order at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

断熱計算完了!

「常陸の家」の断熱計算をしました。
まだ基本設計の段階ですので、
建物の高さや窓の大きさなど不確定要素がたっぷりあるのですが、
概算で性能をつかんでおかないと設計が進みません!
設計が終わってからでは遅いのですが、
このタイミングで計算する設計者が少ないように思えます。
「えっへん、我社は長年高断熱住宅を設計してますので大丈夫です」
こんな説明がこの先通用するとも思えないのですが如何でしょ?

今回の建物は、
築60年の建物を移築するのと同時に新築する部分もあります。
それぞれ残存余命が違う建物となりますので、
将来改修することを視野に入れて、渡り廊下で繋ぎました。
するとなんだかんだで200uを超えてしまう・・・
建築基準法は木造住宅で200uを超えると突然厳しくなりますから、
何としてもそれ以下でまとめなければなりません。
入母屋の古い建物を高断熱化するだけで悩んでいるのに
排煙窓まで付けたらシッチャカメッチャカですよ!
このような厳しい初期条件に、
エスカレートするお客様の要望をあれこれ聞き入れてつつ、
地域に馴染むデザインを崩さない外観を維持する案を捏ねていたら、
増築部分の平面が「コ」の字型で落ち着いてしまいた。

渡り廊下のクビレと「コ」の字型とで、かなり凸凹のプランです。
当然外壁面積と窓面積が通常よりかなり大きくなっています。
移築部分は平屋ですので屋根面積もデカイ・・・
これは断熱性能をそうとう良くしないと省エネになりませんぞ!

今回断熱計算で使用するのが「QPEXver.2.0」というソフトです。
これまで何度か紹介してきたエクセルファイル(マクロ付)ですが、
つい最近ヴァージョンアップしました。
何より嬉しいのが、気象地点が大幅に増加したことです。
これなら「常陸の家」も自信を持って計算結果を説明できるぞ!
なんて思って「常陸太田市」を探したら無かった・・・
あははは・・・
日立市が近いからそこで代用することにします。
(日立市は前ヴァージョンにもありました・・・涙)

そうそう、
エコキュート暖房のような省エネ機器採用にも対応します。
年間の暖房消費電力量が算出されますので、
「電気だとどれくらい消費するの?」という質問にも安心です。
今のところ灯油暖房を推奨していますのでほとんど使わない・・・
とまぁ、かなり使いやすく進化しました。
興味のある方は新住協事務局へ問い合わせしてみて下さい。

さて、
QPEXの宣伝はこのくらいにしまして、本題に入ります。
今回の建物は超長期住宅の補助申請で、
U地域対応の断熱性能と書いてしまいましたので
Q値1.9[W/uK]以下にしなければなりません。
(それなのに熱損失が大きくなる計画をしてしまったのが問題!)
対策としましては、
付加断熱     :充填断熱の外側にさらに断熱材を貼り付けます
断熱ブラインド設置:夜間閉じる高性能なブラインドを設置します
熱交換換気扇設置 :換気扇のグレードアップです
以上三点の仕様をいつもの設計より良くします。
(いつもだと断熱ブラインドはお客様に紹介するところまでです)

サッシは、室内樹脂のアルミ断熱サッシのままです。
どうしても大型サッシが多くなるので、樹脂サッシや木製サッシでは
製作限界寸法、開閉の重さ、開閉方法などの点で
お客様の理解が得られにくいと判断したためですが、
さらに高性能化する余裕を残したことにしておきましょう(笑)

計算結果です。
Q値:1.88(やはり熱損失の約50%が窓からです)
年間暖房エネルギー消費量:563リットル
床面積(法床面積)が200uですので、1u当たり2.82リットル!
いわきで4リットル以下を目標にしていますから、省エネですよ。
ただし、
灯油の単価が高騰していますのでエコノミーなのかはちょっと疑問!

これでようやく22日の「しゃべりの仕事」のネタが揃いました。
これから急いでまとめます。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
断熱性能とエネルギー消費量は比例しないときがあります。
冬期の日照時間が長い地域の場合、
南側のガラス性能を悪くした方が日射取得熱により
省エネになったりします。
ガラスの性能を落としつつQ値1.9をクリアしましたので、
一見アンバランスな面白い仕様ですよ(みんなついてきてるか〜〜!)
posted by TOY-order at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

構造検討

「常陸の家」の基本設計をまとめています。
お盆休み中に断熱計算まで終わらせるはずが、
悪友の誘惑に負けて変な旅行に出かけたために
構造の検討までしか済んでいません。

22日に新住協のセミナーでしゃべりの仕事をしますので
それまでに基本設計書をまとめて資料を整理しなければなりません。
いよいよ尻に火が付きました。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
構造の検討をすると既存建物の壁が非常に少ないことが分かります。
hit0762.jpg
南側が全て窓になっているような農家づくりの家の多くが
似たような状況だと思います。
これらの家を長く住み継いでいくための対策を検討してはいかがでしょう?
壊さないで補強する方法は沢山ありますよ。
posted by TOY-order at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月17日

掲載されました!

「常陸の家」のコンセプトが雑誌に掲載されました。
Housing Toribune(ハウジングトリビューン)という雑誌の、
最新号「vol.352」です。(書店で入手可能かは未確認
(書店で注文可能とのこと。蒼月さんありがとう!)

超長期住宅の先導的事例として今回採択された40事例の紹介と、
今回審査委員をされていた方々のコメント等々、
これから応募しようとお考えの方は是非読んでおくべき1冊ですね。

ちなみに、
1回目の応募内容は
マンション等の集合住宅と、改修の提案が少なかったそうです。
賃貸住宅の高性能化は狙い目ですよ!
また、
私のような小さな設計事務所と、大手ハウスメーカーの提案は
同一のスタートラインからの審査としなかったともあります。
私のような小さな組織だから採択されるという
「一芸入試」的窓口も用意されていたというカラクリ・・・
(平等な審査じゃないのか・・・色物扱いはちょっと凹みます)

さらに、
応募数が多かったのでヒアリングが行なわれなかったということは、
「提案書の行間を読んで下さい」という書き方ではだめで、
伝えたいことは全て書込む必要があります。
採択されなかった提案も
ある程度の内容はカバーしていたということですので、
審査員が興味を持つようなオプションが重要となります。
提案書には、必要な内容はサラリともらさず書き、
伝えたい部分には力を入れるというメリハリが必要なようです。

超長期住宅の提案とは直接関係ありませんが、
東京学芸大学名誉教授 小澤紀美子さんの
「住み継ぐ社会を構築するために住教育の視点を」という文章は、
面白かったですね。

どんなにいい建物をつくっても、そこに住む人の意識が低くては
宝の持ち腐れです。
超長期住宅と住教育は片方だけでは成り立たないのですが、
国はこれまで住教育にあまり真剣に取り組んできていないようです。
(参照:関係住教育ガイドライン

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
大学の建築学科にでも進まない限り、
義務教育の中で家づくりの勉強をする機会は殆どありません。
お客様と話していていると「本当に何も知らない」と感じることが
多々あります。
少し勉強しているお客様も、
分かりやすい広告からの情報がメインとなっていますので、
非常に偏った内容の(都合の悪いことか書かれていない)教科書です。
そして、その殆どが盲目的に「過激な宣伝文句」を信じていますので、
何も知らない人より厄介だったりします。

住むことについて少し勉強すれば、誰だって
大袈裟な宣伝文句の小さな「ごまかし」を見抜くことが可能です。
「住教育」の遅れは、
そうなっては困る業界からの圧力があるのではないかと
勘ぐりたくなりますね。
愚痴が長くなりそうですのでこの辺でおしまい!!
posted by TOY-order at 22:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

建築センター様♪

「常陸の家」は農業委員会に農地転用の書類を提出し、
都市計画課に農家住宅の申請をするところまで進みました。
それらの書類を作るために、
敷地の分筆、登記、浄化槽の設置届け、下水道の放流許可など
様々な手続きを踏んでいます。
市街化調整区域に家を建てるというのは非常に骨の折れる作業なのです。

そしてようやく本格的に建物の計画が始まります。

そして慌てますっ!
国土交通省から届いていた書類を確認すると「〆切り8月29日」ですって、
その書類には申請書類の審査窓口が書かれてありますので
早速電話でアポイントを取り事前相談に伺いました。

水戸まで片道100kmの小旅行ですが、
茨城県建築センターの対応は非常に親切で嬉しかったです。

建物の構造劣化対策で柱の寸法が問題となっていましたが、
詳しく説明すると、条文を慎重に調べて下さり、
柱の太さは「外壁」についての基準ですから、
間仕切り壁部分の柱については縛りがありませんよ!という回答です。

国土交通省から審査機関に指定されてから、
私が来るのをずっと待っていて下さったことを知りました。
確認申請の審査窓口から見た設計事務所は
キワドイ設計をする面倒なお客といえますから、
こんなに親切にされることは希ですね。
必要書類と今後のスケジュールなどを説明して、
構造の考え方や、現地審査のタイミングなどを詳しく教えていただきました。

知り合いが全くいない他県での仕事で、
国土交通省に冷たくされていましたので、
かなり心細い状況でしたが、ようやく相談できる窓口ができました。
お盆休み中も頑張りますょ!

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
今週中に筋違い計算と断熱計算を終わらせます。
そのためには建物の正確な断面図が必要なのですが、
実測するとうまく納まらないのよね・・・

8月22日(金)に茨城県常陸太田市で
新住協の市民セミナーがあります。
「常陸の家」について1時間しゃべる予定です。
詳しくはこちら
posted by TOY-order at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

衝動買い!

「常陸の家」は既存の建物を隣接する別敷地に移築しますので
今ある建物の詳細な調査が非常に大切になってきます。

しかし、
不慣れなもので測定値を図面にするとどうしても納まらない!
打ち合わせに伺う度にあちこち測定したり、撮影したり・・・
それなのに、断面図がうまく描けない!

悩んだあげく、測定機材に問題があるのではと思い検索したところ、
発見しました!

レーザー距離計 ライカディスト D2

事務所であれこれ練習しましたが、すごい制度です。
これさえあればもう安心です!

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
笑ったでしょ?
今、笑ったよね?

測定器とか精密機械フェチで、購入の理由が欲しかっただけなんです。
posted by TOY-order at 23:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユウガオ

「常陸の家」の設計打ち合わせに行くと
玄関先の巨大な瓜が置いてありました。

hit6832.jpg
何でしょ?


hit6833.jpg
庭先では謎の暖簾が風に揺れています。

そう、干瓢(かんぴょう)の実です。

干瓢を検索すると。

ユウガオの実とありました。
畑に行くとユウガオの花が咲いていました。

hit6835.jpg
勉強になります。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
「社会科見学」の小学生のような状態で目を輝かせていたら、
お土産に干瓢を頂いちゃいました。
あはは・・・
posted by TOY-order at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

数字運

サマージャンボを最終日に買いました。
その後は極力ギャンブルをしないのがボクのこだわりです。
といっても、その作戦が成功したことはありませんので必勝法ではありませんので、
恐らく単なる思い込みです。
独自の理論ですが、まぁ聴いてよ!

幸運の女神様が世界中の幸せを配っているとします。
60億人以上にそれらを配るのは並大抵のことではありませんから
ラッキーは質ではなく数で分配されているはずなのです。
つまり、宝くじを買った後に小さな幸せが舞い込んでくると
幸運の女神様のカウンターが動いてしまいます。
その後しばらくは幸運が巡ってこないということになります。

それなのに、買った当日に「ヤ○ダ電機」の入り口でルーレットを回せば
500ポイント当ってしまったり・・・
(無意識でカードを差し込んでた自分が憎い!)

さらに追い打ちを掛けたのが農地転用の書類です。
「常陸の家」は敷地の裏の畑に建物を移築しますので
畑から宅地に地目を変更しなければなりません。
しかし、宅地面積には上限が決められていますので、
これまで宅地だった部分の一部を畑に変更することにしました。
この線引きはボクが適当に決めた線です。

農地転用の書類を提出に農業委員会に行ったら、
増やす宅地の面積と減らす部分の面積とが等しくなければならない基準があることを聞かされました。
宅地が増えるのを防ぐためだそうです(←勉強不足!)
そんなこと全く検討していませんので、顔面蒼白です。
ここまで描いた図面の大部分がお釈迦になってしまいます。
しか〜しっ!
敷地測量図を見ると、増える面積と減る面積が同じではないですか!
窓口の担当者は「同じですので問題なしっと♪」とか言っています。
何も検討しないで引いた線なのですが、偶然にも条件を見事にクリアしていたのです。
申請書類の大部分がつくり直しにならなくてホッとしましたが、
この宝くじが当ることはもうないですね・・・

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
女神様のバカ!

はぁ〜(涙)
posted by TOY-order at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

農地転用

「常陸の家」は築60年の民家を移築再生する企画ですが、
行政の手続きが山盛りでのぼせています。

と言いつつも、順序よくこなして行くしかありません。
今週は「農地転用」の締め切りです。
建物を裏の畑に移築するだけなのですが、そこは農地です。
自分の敷地でも家を建てるのは容易ではありません。

農地を宅地に変更します。
このとき宅地面積は1000u以下にしなければなりませんので
現在の宅地の一部を農地に戻す必要があります。
それも部分的に変更しますので、敷地分筆となります。

測量して、法務局に書類を提出します。
(これは測量会社さんに依頼しました)

敷地に高低差がありますので、
崖地条例も検討する必要があります。
建物が建たない部分を宅地にしてももったいないですからね♪

「ここまで進めば農地転用は終わったようなもの!!」
なんて甘いことを考えていたら、
必要書類に建物の平面図と配置図、さらに床面積が必要で
確認申請の面積と食い違ってはいけないとのこと。

大慌てです。
基本設計の打ち合わせを3日に1回のペースで繰り返し
ちょっと強引に移築後の面積が確定となりました。

そしてようやく農地転用の書類が出来ました。

次は都市計画法の60条申請です。
浄化槽の設置届けが必要だと書いてある・・・
施工業者も決まってないのに、誰がそんな書類作るんだろ?

超長期住宅の書類と事前相談の準備もそろそろです。
図面が描けない・・・

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
それなのに献血してきました。
例によって睡眠時間と体重を少しだけ嘘の申告です。
今日は早めに寝る!
posted by TOY-order at 20:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

執筆業♪

超長期住宅が採択されてからというもの、
変な営業が次々来ますが全てお断りしています。
100棟単位で申請しているハウスメーカーさんのシステム提案は
広告を出せばそれなりの効果が期待できるでしょうが、
こちらは、実際のお客様の了解を得て1棟だけ申請している身です。
全国規模で広告を出すメリットなんて全くありません!
個人の事務所でシステムを提案しても販売するツールがないのよ、
大手さんと同じ提案なんてするわけ無いでしょ!
営業の方も私の電話番号を調べた時点で気が付くべきだと思います。

と言いつつも、
広告費が不要で、原稿料がいただける場合は遠慮無く受けます。
全く聞いたことのない住宅雑誌社だったのですが、
締め切りまで時間があったので
「2000字程度」ならと安請け合いしてしまいました。
暇を見つけて書くのですが
論点が大幅にずれてボツにしました。(詳細はこちら
軽い挫折で、しばらく放置・・・
結局、締め切り当日に書きました(←アホ)

出版社には内緒で載せます(笑)興味のある人だけどうぞぉ〜!
posted by TOY-order at 22:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

未確認情報

読売新聞の朝刊に「常陸の家」の記事が掲載されたらしい。
知り合いからの電話情報ですので未確認!

詳細情報募集します(笑)
posted by TOY-order at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

設計打ち合わせ

「常陸の家」の設計打ち合わせに行ってきました。
週末にも打ち合わせを行いましたが、
娘さんが欠席でしたので、あらためて平日の夜に打ち合わせです。

夜の打ち合わせは初めてでしたので行ってビックリです。
静かな町並みなのは分かっていましたが、
街灯が必要最小限しか無いのです。
もちろん深夜まで営業している店舗などもありませんから、
夜は当たり前に真っ暗!
家から漏れる光も考慮しなければなりませんね。

どんどん課題が増えていきます・・・悩・・・

打ち合わせの内容は、増築部分の平面計画についてでした。
建物の中央部に夏の風を取り入れるための大きな凹みを設け
デッキテラスとします。
東側にある竹林でプライバシーは十分確保できますし、
ダイニングスペースと居間がやんわりと区切れていて
お客様の反応はおおむね良好♪

引き続き
「断面計画」「立面計画」「断熱計画」「構造計画」と
進めていき、基本計画書が完成します。

同時に、
面積が決まれば農地転用、都市計画法の申請書を作成します。
超長期住宅の書類を忘れるところだった・・・
(だんだん備忘録となってきたので、今日はここまで)

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
先日の調査で発見しました。
hit101.jpg

垂木の間の小さな換気用ガラリです。
誰がいつ頃開けた穴かは分かりませんが、
換気の機械が無い時代には
快適な家をつくる知恵が沢山あったのだと思います。
既製品や機械に頼りすぎない設計に憧れますね。
posted by TOY-order at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

既存建物詳細調査(2回目)

「常陸の家」の詳細調査を終え
既存建物の平面図を描き始めましたが、
「あれれ・・・? あの部屋の窓はどうなっていたっけ?」
なんとも恥ずかしいのですが、調査不足です。
そんなわけで、再度調査に行ってきました♪
片道75分〜♪ガソリン高いぞ〜♪

今回は一眼レフカメラに広角レンズを付けていきましたので
かなり効率よく現況を撮影することが出来ました。
最初からこうすれば良かったのね(軽く反省中)

hita0763.jpg
敷地東側にある欅(けやき)の大木
夏の間中こちら側から吹く風があります。エアコンいらずです。

hit0762.jpg
建物正面側(改修後もこのままのデザインを保つ予定です)

右側の2階建て部分は30年前に増築した建物ですが
再利用できません。
60年前の技術の方が長く使うことを考えて作られています。
家づくりの技術は道具や建材の進歩により
どんどん退化しているのかも知れません。
大量消費の時代には「長く住む家をつくる」という言葉が
失われていたのでしょう。
誰もその言葉を発しないと、
それを達成するための技術は不要となりますので、
つまらない言葉でも誰かが語り続けることが必要です。
(断熱〜ぅ♪←1日1回がノルマです)

さて、
華奢な増築からさらに30年経過した現在
家づくりの技術がその頃より進化したとは思えません。
私はあり合わせの材料と技術で何が出来るのでしょう?
既存の建物に何をどのように組み合わせていくべきかを検討し
システムの最適化を計画してみたいです。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
改修の仕事は先代の職人に対する礼儀が大切ですね。
現地を調査する度に60年前の拘りが見えて来るようになります。
無配慮に今日の技術に置き換えるような改修は嫌ですので
悩み始めるとなかなか前に進めません(遅筆の言訳です)
posted by TOY-order at 22:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

やはり事務的に処理されました(涙)

超長期住宅の話が連続しますが、
進捗状況を積極的にブログ等で公開することが
採択の条件ですので、頑張って書きます♪

本日、国土交通省から採択事業の決定通知が届きました。

しかし、
チョット残念な内容です。

申請書類作成時は建物の詳細調査がされていませんでしたので
柱の寸法は全て12cm角あると思っていたのですが、
後日調査したところ基準より5mmほど足りない柱が
数本あることが分りました。
このことを提案内容の最終確認のメールにて説明したのですが、
全く取り合っていただけませんでした。

書類には杓子定規に新築物件が満たすべき最低基準が
書かれてあります。
古い民家の改修の場合は無い基準なのに、
建物を隣の敷地に動かすと満たさなければなりません。
60年前の建物で新築する提案は想定外だったと思いますが、
もう少し柔軟に対応して欲しかったでね。

補助金を受けるためには
60年間この家を支えてきたまだ使える柱を撤去し
真新しい柱に変えなければなりません。

建物の耐久性は柱の太さで決まるわけではないのです。
60年間壊されないで住み続けてきた家を直すのですから
使える部分は最大限活用することが今回の優先事項だと考えます。
それなのに、
国の補助金でこれらの柱を撤去しなければなりません。
たかだか5mm太い柱に変えるためだけにです。

なぜ国土交通省ははこの矛盾に気がついてくれないのでしょう?
とにかく想定外の出来事に柔軟に対応できないお堅い組織です。
(会計検査時の言訳ばかり考えている嫌なイメージがあるのよ)

例えば
柱に家族の背比べの傷があったとしても基準優先なのかな?
お客様が嫌だと言ったら申請を取り下げてやる!!(←ウソデス)

その他にもややこしい申請書類がたくさん届きました。
これらを順番に提出していくのかと思うと気が重いですね。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
柱のことでこれ以上国土交通省と対決するつもりはありませんよ!
ただ、
こちらの相談を全く取り合ってもらえなかったことが残念なんです。
ダメで元々、当たって砕けろ的相談内容でしたから
相談に対する回答が少しでもあれば気が済んだところ・・・

男のくせにめんどくさい奴なんですよ!
posted by TOY-order at 16:44| Comment(5) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

有料って言われても・・・

「常陸の家」が新建ハウジングという業界紙に掲載されました。
と言いましても、まだ基本設計の段階ですので
超長期住宅先導的モデル事業「注目採択提案ピックアップ」という
記事の中での紹介です。

hit6813.jpg
(文章が気になるという方!クリックで拡大できますょ!)

大手経済系新聞社から取材の依頼がありましたが
広告料が必要とのこと・・・
私の提案はお客様が決まっている個別提案ですので、
システム提案の大手ハウスメーカーと一緒に営業されても
困ります。
何も決まっていない状況なのに
大風呂敷を広げるような広告を打つメリットもありません。
しかし、いろいろ来ますね〜

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
今週いよいよ小名浜の家の契約です。只今準備中!
「常陸の家」の実測に合わせた作図も開始しました。
古い家ですので壁量が異様に少ない・・・
posted by TOY-order at 22:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月20日

現地詳細調査実施

「常陸の家」の詳細調査に行ってきました。
午前10時に現場に到着したのですが、
床下、天井裏を調査するための投光器が無いことに気付き
近くのホームセンターまでお買い物♪お買い物♪

ついでにかなり明るい懐中電灯も購入!

30分ほど遅れて調査開始。

部屋毎の寸法、高さ、柱の太さなどを調べます。
細かな部分はスケッチし、寸法を書込み、写真を残します。

hit6811.jpg

正午
またまたお昼をご馳走になってしまいました。
山菜の天ぷら最高です!!

午後1時
大手新聞社の取材です。

計画のこれまでの経緯と、今後の予定などを説明し
建物の周囲を説明しながら一周
最後にお客様と私が打ち合わせしているところを撮影ですが、
記者からあれこれ指示が出ます。やらせ疑惑(笑)
どんな記事になることやら・・・チョット不安です♪

午後3時
調査再会

脚立と投光器で天井裏を調べます。
明らかに違和感がある間仕切り壁を調べたら
天井裏まで漆喰の壁が仕上がっています。
なるほど、
40年前はそこに天井はなく構造の梁が剥き出しだったとのこと
当然この天井は撤去する方向で話が進みます。

床下の高さを測るために、畳を捲ります。
バールとノコギリを用意しましたが、
日頃の行いの良い私は、ちゃんと点検口のある畳を選びます。
(神様ありがとう!)

床下にはお客様の亡くなったお父様が残したガラクタが
大量に出土!
もったいながりで、何でもとっておく人だったそうですが、
床下に数十年放置された木材の多くは虫害に遭っていて
残念ながら使い物になりません。気持ちだけいただきます。

床下のガラクタが悲惨な虫害に遭っていたにもかかわらず
建物の構造体には致命的な被害はないようでした。

午後4時
調査終了

これで既存建物の図面が描けますます。
徐々に完成後の建物のイメージが固まってきました。
これは設計で最も楽しい瞬間ですので誰にも譲れません(笑)

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
調査中に以前相談があったお客様からメールがありました。
こちらの種まき仕事も重要です。
これを怠ると今の仕事が終わったときに路頭に迷います♪
posted by TOY-order at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

60年前と変わらぬ風景

雑誌社から超長期住宅のコンセプトについて
2000字程度の原稿依頼が来ました。
書き始めたらなかなか建物の話に行き着かない・・・
雑誌社さんからは、
「概評にあることを中心に書いて下さい」と言われていますので
論点がずれまくっている。
たぶんボツになるので、こちらに載せてしまおう(笑)
読んで下さい。

これまで多くの家づくりに関わってきたが、構造的に危険だからと言う理由で建替えられた家はあまりない。家が壊される理由の多くは「狭い」「住みにくい」「家族構成に合わない」等の機能的な問題によることが多いのである。建物には構造的耐久性と機能的耐久性があるが、機能性への配慮が足りない家は幾ら頑丈につくっても短命となることを意味している。
と、機能的耐久性の重要性をサラリと書いてはみたが、これが簡単に確保できる内容ではないのである。将来の家族構成の変化や、住宅設備の進化等将来起りうる劇的な変化をどうやって予測しすればいいのだろう。私はその方法を知らない。それなのに長く住み続けられている家がある。それらは機能的な耐久性が十分に備わっている家というより「住みにくいけど壊したくない(壊せない)家」となっているのではないだろうか。

最近読んだ本にこんなことが書かれてあった。
個人が自分らしい生き方を求め家族が解散へと向かった。住まいは多世代型住居から核家族型住居へ向かい、親族、地域社会の崩壊へと繋がっている。共同体を作ることは不愉快な隣人に耐えることを強いることを意味するのである。
(内田樹著「こんな日本でよかったね」より抜粋)
          ※ちなみに著者はこの現象を日本の国策という

核家族型住居とは解体の同意を得ることが容易な家である。

私は時々市街化調整区域(田舎の旧街道沿いや山の集落をイメージしよう)を散策する。どこかに出かけるときなどは意識して裏道を選ぶようにしている程の町並み好きなのである。そんなことを趣味にしていると、年に数回掘り出し物に出会えることがある。その町並みは時間が止まっているのかと錯覚するほど静かで、美しい。これらの地域は法律で新しい建物の建設が規制されている(これを市街化調整区域という)ため建物の多くが古くからの農家であることが多い。、敷地には奥行きがあり、ゆったりとした隣棟間隔も新興住宅地にはない魅力の一つといえる。そしてどの建物も古いのだが、背景の自然と調和した見事な町並みとなっているのである。
これらの集落には主に親族で構成される地域社会も健在で、ごく最近まで個人の好みで家をデザインすることすら認められていなかったのであろう。町並みを保存すると言うより、村社会独特の異端にならないようお互いに気を遣って生活してきた結果なのかも知れない。
偶然見つけた集落の中をゆっくりと移動する。たいてい自分以外動く物が無く、まるで時間が止まった中を彷徨うような浮遊感が体を包むことも少なくない。しかしこの感覚も長くは続かないのである。突如目の前に現れた場違いな(ここ数年の内に建てられたと思われる)建物により簡単に遮られるのだ。超が付くほど保守的な田舎の集落でさえ個人の自由が罷り通る時代なのである。

さて、最初の話に戻そう。「住みにくいけど壊したくない(壊せない)家」を作るためには、不愉快な共同体への帰属が重要となる話である。家の寿命を延ばすための最も重要な条件は多世代同居で「家を継ぐ」仕組みが維持されることではないだろうか。またへそ曲がりなことを言い出しやがったな等と思わずに聞いて欲しい。

親世代が個人の自己表現で建てた家が次の世代へと継がれるには、子ども世代に対して家への愛着を伝えなければならない。子ども世代にその建物が受け入れられることが最初の難関なのである。子ども世代にとっては、やっと巡ってきた自己表現のチャンスである。それをみすみす逃してまで住み継ぐ価値がそこに見いだせなければ、どんな大層なコンセプトで長寿命を謳ってみても絵に描いた餅である。ここが、構造的耐久性と機能的耐久性のみで超長期住宅を計画する限界点である。
これまで住んできた家を壊すためには少なくとも家族全員の同意が必要となるが、多世代同居という共同体の場合、これは容易ではない。これに親族、地域社会が関わってくると自分勝手な家づくりは絶望的になってくる。街道沿いの集落が美しい統一感を持っているのはそのためである。それがたとえ少数派でも共同体内に壊したくないと思う者があれば家の寿命は(極わずかかも知れないが)延びる。多世代同居型家族の場合核家族のそれに比べ大幅に延命の機会が増えるのである。なんだそんな理由かよと思われるかも知れないが、古い町並みの多くはそれらを受け継いでいて「住みにくいけど壊したくない(壊せない)家」となっている。おじいちゃんの目の黒いうちは壊せない」と言っていたら自分もおじいちゃんになっていたという、個人主義という価値観では計れない時間軸上での連鎖なのである。(ちょっと大袈裟かな)

「常陸の家」はその意味で恵まれた条件である。周囲には親戚も多く保存に値する古い町並みも残されてある。煩わしい共同体が今日も機能しているのである。建物を容易に壊せない(同意を得るのが厄介な)共同体である。かなりネガティブな表現だが、現在の価値観が個人主義を基準に作られているので仕方がないことと腹を括って読んで欲しい。
具体的な計画は、隣接する敷地に今ある建物を移築再生するもので、60年前からある風景の一部として違和感が無いことが計画で最も重要な条件である。設計者が古い町並みの保存に関わることで何が出来るのだろう。まずは設計者の気配を消す努力から始めようではないか。そして「住みにくい家」を「快適で住みやすい家」に変えていこう。それによって建物ががさらに延命できたら言うことがない。

今回のコンセプトで仕事を終えると建物は「詠み人知らずの家」になる。まあ、そもそも私がデザインしたわけではないのだからこれも仕方がないこと。(7/20 大幅に加筆修正)

この家が長期間快適であり続けるための技術論は次の話で、少し勉強すれば誰でも出来ることなので割愛。知りたい方はバックナンバーを探して下さい。

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
日曜日は建物の詳細調査を行います。
梅雨明け万歳!
posted by TOY-order at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

認識不足でパニック!

「常陸の家」の事前相談に行ってきました。
車で70分の裏道を確立しましたので、
予定が立てやすくなりましたが、ガソリン代は痛い出費!

さて、
今回は築60年の農家の移築を計画しています。
隣接する農地を宅地にして移築する予定ですので
農業委員会に農地転用の届けが必要になります。
おまけに市街化調整区域ですので都市計画課にて
農家住宅の届けも必要です。

これらは土地に関する届けですので、
建て物の詳細については規模と配置の概略が分れば十分だろうと
(勝手に)思い込んでいました。

そんな気持ちで窓口に行きましたので
かなりの勢いで叩きのめされましたよ・・・(イタクナンカナイモン)

詳しく尋ねると、
農家の方が転売目的で農地転用するケースが増えているため
審査項目がどんどん厳しくなっているのだそうです。
(おそらく「つくばエクスプレス」が原因だね)

そんなこんなで多少盥回しになりつつも確認できたこと

「農業委員会は毎月1回の開催で、許可が下りるのは2ヶ月後」
「農転の書類に記入する建物の面積は
 建築確認申請の面積と同じでなければならない!」
「浄化槽の設置届けが必要である!」
「敷地を分筆する必要がある!」

突然、設計のスケジュールが大幅に短縮されました・・・

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
建築確認申請の必要書類を尋ねたら、
木造住宅でも筋違い計算書・壁のバランス計算・接合金物の仕様が
必要とのこと・・・いわきと全く違う・・・
毎回計算はしていますので問題なく対応可能ですが、
申請の必要書類となると緊張の度合いが全く違いますよ!
posted by TOY-order at 22:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

早速しゃべりの仕事です♪

「常陸の家」は超長期住宅補助が決まり浮かれていたら
新住協さんのセミナーで講師をすることになりました。
急いで資料を作らなければなりません。

国土交通省に出した提案書には
「新住協さんの技術協力・鎌田先生の監修」と書きましたので
断る理由はありませんよ!

詳細はこちら↓
常陸太田セミナー.pdf

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
新住協さんの準備の良さに脱帽!!
いやいや、
補助が通らなかった場合もこの仕事は決まっていたようです・・・
人前で話をするのは割と平気なのですが
鎌田先生の前で喋るのはもの凄く苦手です。
だって、
ネタの大半が先生(断熱の神様)の受け売りなんですもの・・・

私は「情報の発信者」ではなく「情報の伝道者」です(←居直った)

普段なら遠くにいる神様のありがたい言葉となる私の話ですが
目の前に神様がいたのでは、全く価値が無くなります(涙)
posted by TOY-order at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

基本設計図書作成中

昨日「常陸の家」の事前調査をしたことを
今日の設計打ち合わせでお客様に説明しました。

2週間毎に打ち合わせを重ねてきましたので
建物の概要はかなり固まってきました。

既存建物移築部分は平屋ですし新築部分2階建て
地震時の動きは明らかに別でしょうし、
建物の寿命も違ってくるはずです。
「超長期的思考」で計画するなら2つの建物は
構造的に縁を切っておくべきです。

そんな理由から、建物は渡り廊下で繋ぎます。
建物にクビレが出来ましたので、そこに小さな庭を計画したり
高さの違う窓を設け、それぞれ違った庭に見えたり・・・
いかんいかん
ついつい妄想してしまった!

全体を計画するとき細部のイメージって大切なんですが
半分は忘れます。
忘れるくらいだからその程度の内容だと思って諦めます(笑)

お客様は部屋の広さについて心配している様子でしたので
「ちょうどいい狭さ」「ちょうどいい低さ」「ちょうどいい暗さ」の
話をしました。

建物を計画していると数値化できる部分は
数値が大きいほど良い建物であるという不思議な価値観に
全体が包まれることがあります。
この条件で打ち合わせをするとお客様を喜ばせるのは簡単です。
部屋を少し広くし、天井を数cm高くし、照明を多めに付ける?
どうです?
私はそれが良い設計だとは思えませんので、
数値化出来ない「心地良さ」という物差しを全員に渡します。

とたんに設計の打ち合わせは、
間取りの話から暮らし方の話へ向かい始めます。
こちらも頭フル回転で緊張の連続ですが、
話していて楽しい打ち合わせは好きですね。

暖房計画で灯油の話が出たときは言葉がありませんでしたが、
断熱計画・給湯計画・雨水利用計画・井戸水の活用など、
建物全体の燃費で検討しましょうと言って逃げました。

窓の大きさなどの話も出ましたので
そろそろ本格的な断熱計画をするタイミングですね。

hitパース1.jpg
現時点ではこんな外観。まだまだ検討の余地あり!

↓面白かったらポチッ↓

にほんブログ村 住まいブログへ


追記:
その前に農地転用!お堅い書類は苦手です・・・
posted by TOY-order at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
断熱だけではありません。 ちゃんとデザインもするんですよ! 豊田設計事務所のHPはこちら