2009年04月21日

屋根下地完成

常陸の家」は屋根の下地まで進みました。

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建物の周辺には畑が多く、冬期間は何も作られていませんので
風が吹くと砂埃が舞い上がります。
壁がありませんので建物の中には吹込んできた土埃が堆積しています。
もうすぐサッシが付きますが、
その頃には畑も緑に覆われているでしょうね・・・

hit8285.jpg
敷地の南側にあるケヤキの巨木も芽を出し始めました。
季節が変わって暖かくなると
大きな幹を伝って根から吸い上げられた水分は
毎年忘れずに枝の先まで届く不思議。
動けない状況に置かれても、
競い合うように先端から新芽を出す自然の厳しい掟に軽く後ずさり。

1年間同じ木を定点観測していると見えてくるモノがありますね。

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追記:
何年かぶりに風邪を引いてしまったようです。
喉が痛く、身体がだるい。
幼少の頃は、眼帯、ギブス、松葉杖などに妙なあこがれを持つ
ちょっと変わった子でしたので
いい年こいて病弱な自分も嫌いではありません。(←ヘンナヤツ)
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2009年04月11日

急遽、研修旅行!

常陸の家」の現場に行くときに何となくナビを操作していたら、
常陸太田市から宇都宮市ってかなり近いことを発見!
さらに、
宇都宮のすぐ隣に大谷市を発見!(地理に疎いもので文字通り発見)
「常陸の家」の玄関と土間には大谷石を敷く計画ですので
素材の研究という名目で緊急研修旅行が決行されました。

車で1時間あれば大谷資料館に行けます。
この施設はいわきの工務店「HAKOさん」のブログで見てから
興味があったのですが、栃木県大谷市という響きだけで
勝手に遠くにある施設だと思い込んでいました・・・(恥)

大谷市に行って驚いたのは大谷石の多さ!
塀や蔵は勿論ですが「裏山が剥き出しの大谷石です」の連続!
町全体が巨大な大谷石の上にあると思えばいいのかな?

そして資料館に到着です。
巨大な地下採石場に入ることができます。
hit1401.jpg
hit1403.jpg
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この大きな空間は、
人が運べる大きさの石を1枚ずつ切り出してつくられたものです。
壁に残された掘り跡は深さを増す毎に
気が遠くなる程の手作業の痕跡から機械化の跡へと進みます。
人間のスケール感を遙かに超えた地下の巨大な四角い穴と
施設の隅に積み上げられた四角い石が同じ素材で、
穴の方が副産物であるという事実がうまく飲み込めません。
兎にも角にも建築空間でした。
人間の小ささと強さを同時に体感できます。

平らな地面に柱や壁により空間をつくる仕事をしていますので、
巨大な塊をくり抜いた空間づくりというアプローチには興味津々です。
横穴式住居とか設計したくなりますね。

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追記:
この日の地下の温度は6℃、かなりの寒さでした。
防寒対策が必要です。
さて、この経験が「常陸の家」でどのように生かされるのか?
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2009年04月05日

床材検討中

常陸の家」でお客様と打ち合せをしてきました。

今回の課題は床材です。
曳き家した部分は渋い色にしたい親世帯と、
新築部分は明るい色にしたい若夫婦世帯の鬩ぎ合い♪
間に立った設計屋は、2種類使うという誰でも答えられる返答・・・
お客様親子は「そんな答えなんか期待してないよ!」な表情・・・
失敗したかも(笑)

その後話はメンテナンスに展開し、
汚れが染み込むならウレタン塗装の床材にしたいと言うお客様と、
無垢材なんだから自然塗料でツヤ無しの仕上げを勧める設計屋との
終始笑顔で交わされる壮絶なバトル♪

工事屋さんが用意した無塗装品のサンプルが汚いのよ・・・
彼らも塗装品を使わせたいのね・・・情報操作はやめてよ(笑)

そんなわけで結論は持ち越し(この先送り感って、いかにも日本的)

hit8032.jpg
現場は柱を外した部屋の構造補強がされてありました。
壁に設けた下地が断熱下地にもなる作戦です。
上手くいきますように・・・(本気祈り)

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追記:
お客様が仮住まいしている建物の前に椎茸発見!
古い農家の庭先は楽しいですね。
hit8034.jpg

業務連絡:
4月12日(日)に、
郡山市ビックパレットでしゃべりの仕事をします。
詳しくはこちら→ 4.12福島.pdf


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2009年04月03日

矯正させていただいております。

常陸の家」は歪みを矯正しています。

この建物ができたのは60年前ですので1950年。
世の中は大きな戦争からの復興の真っ最中です。

小屋組みに使われている木材の多くは古材の再利用で、
柱もあり合わせだったようで乾燥による大きな捻れが出ています。
貫と土壁で固める構造ですので、
これらの変形を文字通り柔軟に受け止めていて
建具の動きに少し不具合が出ていましたがちゃんと建っていました。
コンクリートの基礎が無いことも幸いして、
足下は建物の変形にゆっくりと追従していたと思われます。
なんとも柔らかなシステムです。

但し、
今日のガチガチの基準でつくる基礎に載せるとなると少々厄介です。
しかも基礎断熱で建物の土台との隙間を無くしたい設計・・・
かなり困ってしまう状況なのですが、
超長期住宅の基準で「やせた柱」が使えないこともありまして
建物の外周部はほぼ新築状態です。
(この割り切りがなかったら更に深い悩みの旅に出ていたでしょう)

hit8016.jpg

hit8015.jpg
建物をまっすぐに矯正しています。

さて次の問題は断熱性能の確保です。
大工さんと断熱工事屋さんと一緒に納まりを打ち合せしました。
新築工事でしたら明確に作業が分かれる作業ですが、
既存建物の改修である今回は断熱材を納めながら、
大工さんが断熱下地をつくる部分が随所に現れます。
様々な職人さんの連携が必要なのです。
いやはや、大変な作業の連続ですぞ!
これまで何軒か基礎のある建物の断熱改修をしてきましたが、
全く違う作業内容となります。

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追記:
今後のために既存外壁を残した断熱改修方法の検討も必要ですね。
色々と対策のイメージが浮かんできています。
国の変な基準が無い改修のチャンスが来たら試してみたいなぁ〜♪

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4月12日(日)に、
郡山市ビックパレットでしゃべりの仕事をします。
詳しくはこちら→ 4.12福島.pdf





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2009年04月01日

ドッキング完了!

常陸の家」は無事に曳き家工事が終了しドッキング完了です。

hit8004b.jpg

移築した建物が小さく見えますが、
屋根が載ればそこそこのボリュームになるはずです。たぶん(汗)

新しい基礎に置いてみたら
古い建物の傾きがかなり激しいことわかり、
現在その調整作業中です。

断熱工事の納まりが難しい部分もかなり見えてきました。
急いで断熱工事業者を交えて詳細の打ち合せをしなければなりません。
新築工事ではあり得ないことが次々起こること必至!

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追記:
屋根断熱部分はブローイング工法を採用することになりそうです。
今回初挑戦の納まりですので、大工さんも苦労するでしょうね。
できるだけ手戻りが起こらないよう、現場に行く回数が激増ですね。

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4月12日(日)に、
郡山市ビックパレットでしゃべりの仕事をします。
詳しくはこちら→ 4.12福島.pdf
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2009年03月27日

危ないところでした(赤面)

常陸の家」は超長期住宅に採択された事業ですので
国から補助金が出るのですが、
必要な申請書の量といったら、もう涙が出ます。

3月の上旬に提出した書類で終了かと思っていたら、
申請窓口の担当者から電話があり、実績報告書が届いてないとのこと。
慌てて国のホームページを調べたら締切りが3月6日とある。
3週間も過ぎてるし・・・

大急ぎで必要書類を確認して郵送しましたよ。
10枚以上ありましたので、これで1日が終わってしまいました。
どうしても見当たらない書類があり、国土交通省に電話をすると、
書類を早く出すように急かされてしまいました。
探しても見当たらない書類は添付の必要がないとのこと・・・
必要ない書類番号をなぜ書いておくのだろう(←小さな声で)

とにかく今年度分の申請は完了しました。
補助金の振込を待つばかりです。
年度跨ぎの仕事ですので、書類作りは次年度も続きます。

hit1366.jpg

移築部分は既存建物に合わせて木材を加工する必要がありますので、
プレカットではなく全て手加工です。
職人さんが庭先で材木に鑿を入れています。

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追記:
週末は仙台に出張です。
パソコンを持って行き、ホテルで仕事をすることになりそうです(涙)
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2009年03月26日

男3人で動かしてみた!

常陸の家」の曳き家が行われました。
まずは動画をご覧下さい!



最初はユニックのクレーンで引きましたが、
動き出したらあとは人力です。
力自慢の猛者たちが力一杯押しまくります(←ちょっと大袈裟です)

明日は、建物を横方向に移動し据え付けます。
建物を固定していたレールを土台の上に移動しましたので
当初計画していたレール撤去用の基礎開口が無くなりました。
建物の性能面でも無い方がありがたい部分でしたのでラッキーです。

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追記:
いよいよ既存建物の断熱工事の準備が始まりました。
古い小屋組を見せる勾配天井の部屋が最大の難所です。
勾配なりにシートの下地を組み、
ブローイングで対応できないか検討中です。
posted by TOY-order at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

雪だねぇ〜

常陸の家」の曳き家ですが、
雪のため順延・・・

昨日まで順調だったのにねぇ〜
現場では雪が降っていました。
hit7959.jpg
建物外周部の傷んだ柱は新しい柱に入れ替えてありました。
新しい基礎ときちんとドッキングすることを祈っています。

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追記:
その後、
「ふくしまの家地域活性化支援事業」の説明会に行って来ました。
地域木材を活用した長寿命の木造住宅供給や
UIJターン・二地域居住の希望者の定住を促進するため、
モデルとなる展示住宅整備や生活体験施設整備を行う事業の支援で、
良質なふくしまらしい家づくりを推進し、
地域の木造住宅産業の活性化を緊急に図りことを目的とするとのこと。

県が窓口ですが、財源は100%国庫金♪
またまた年度末のばらまき政策なんですが、
頑張るよ!
ちなみに福島も雪でした。ノーマルタイヤでドキドキドライブ!

業務連絡:
「常陸の家」見学会は3/26〜28→ 常陸の家パンフレットweb用.pdf
26日は現場に行く予定です。
posted by TOY-order at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

壁を壊してます

常陸の家」では曳き家に備えて不要な壁を撤去しています。

HIT_7898.JPG

もともと壁が少ない建物でした。
しかも外壁部分はしっかりと断熱しなければなりません。
おまけに超長期住宅の補助を受けるためには柱の太さが足りません、
まだ使えそうな柱もつくり直しです。
せっかく60年使ってきた柱を再利用できないなんて、
何が超長期住宅なのか悩んでしまいます。

というわけで、
なんだかかなりサッパリしてしまいました。
古い土壁を壊すと昔の職人さんの仕事が見えてきます。
古い技術をゴミに変える仕事は、なんとも切ない瞬間です。
もっと勉強してもっともっと残していけるようになりたいです(涙)

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追記:
古い建物は束石の上に土台が載っている構造でしたので
土台は半分ほど土の中に埋まっていました。
当然かなり傷んでいます。
しかも気密性能も要求される部分ですので土台は全て入替!
新しい基礎の上に古い建物がピッタリ載るのか・・・ドキドキです。

業務連絡:
「常陸の家」見学会は3/25〜27→ 常陸の家パンフレットweb用.pdf

posted by TOY-order at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

曳き家準備中!

常陸の家」はいよいよ曳き家です。
外の作業ですので天気の影響を受けますが、
順調に進めば3月25日(水)〜27日(金)に行われます。

常陸の家パンフレット3.jpg
↑クリックで拡大可能

もっと大きなデータはこちら→ 常陸の家パンフレットweb用.pdf

1日目は枕木を積んで移動先までのレール敷設
2日目は移動と足場撤去
3日目に据え付けとなる予定です。

予定は安全を見たスケジュールになっています。
職人さんの勢いによりますが
初日でかなりのところまで進む可能性もありますので、
最終日に見に行ったら終わっていたなんてことも・・・

状況は速報でお知らせする予定ですので
事前に確認してからお越しください。

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追記:
携帯電話で更新する方法知らなかったんだ・・・
速報はスタッフのブログで更新することになるでしょう。
posted by TOY-order at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

曳き家の予定決定!

常陸の家」では
古い建物を移築するための基礎工事が着々と進んでいます。

hit7888.jpg
アンカーボルトの固定方法問題なし!

基礎が完成すると土台を敷きます。
そこまで進むといよいよ「曳き家」となります。
順調に進むと
3月23日(月)に移動の準備をし、
24日(火)に移動、
25日(水)はジャッキダウンと据え付け作業となる予定ですが、
天候により数日遅れることも予想されます。

作業は公開しますので興味のある方はどうぞ!(平日ですが・・・)

新築部分は断熱工事が完了し、内部の造作工事が始まりました。

hit7893.jpg
東側の坪庭部分です。
付加断熱のため入り隅部分のサッシの納まりがかなりゴツイ!
建物の真ん中ですので、大黒柱に見えるよう柱を見せる納まりです。

付加断熱を標準で設計するためには、
このゴツイのを処理する納まりを考えないといけないですね(悩)

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追記:
hit7892.jpg
外部の二次防水層も完了!
下屋に瓦が載り益々「蔵」になってきました。楽しみです。



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2009年03月07日

断熱工事の美意識

常陸の家」の現場ではベースコンクリートを打ち終えました。

hit7816.jpg

建物を曳き屋で移築後にレールを撤去しなければなりませんので
基礎の一部にはレール撤去用のスペースが設けてあります。
きちんと計算して設置してありますが、なかなかの緊張感です。

現場は同時に新築部分の断熱工事も進んでいます。
今回の工事屋さんは本格的な断熱工事が初めてですので、
断熱工事部分は仙台の専門業者に依頼することになっています。

hit7495.jpg

建物の断熱性能は断熱材の種類で決まる物ではありません。
勿論、外断熱だから高性能というわけでもありません。
基本は「厚さ」と「工事の手」です。
断熱材は高性能な種類であっても厚さが不十分では機能しませんし、
隙間だらけの雑な工事では断熱性能を発揮できない場合もあります。
シビアな目で見ると断熱材のシワも性能悪化の原因になります。
グラスウールのような繊維状の断熱材は弾力性がありますので
壁の巾より大きい物もどうにか詰め込むことが可能ですが、
大きなシワをつくってしまいます。
シワの間を空気が移動するようでは問題です。
断熱材の使用量が減りますが、ピッタリの巾を充填したほうが
空気の移動が無くなる分だけ性能が向上するのです。
つまり「工事を行う人の手」が性能に影響するということになります。

hit7500.jpg

今回は建物の外側にも断熱材を充填していますが、
こちらも驚くほど丁寧な仕事をしていただいてあります。
たくさんの断熱工事を見てきましたが、最高の出来です!!

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追記:
外側の断熱工事が終わったら、
雨に濡れる前に急いで防水紙を貼る必要があります。

hit7841.jpg

ひとまずこれで安心です。

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2009年03月06日

配筋検査

常陸の家」は曳き屋の準備第2段階です。

hit7804.jpg

建物を持ち上げて再利用できない部分を調査し、
既存建物の正確な寸法を測定しました。
今回の基礎はその寸法に合わせて工事を進めます。
さらに、
最後に曳き屋のレールを抜き取る部分は基礎を作れませんので、
かなり先を見越して作業を進める必要があります。

いよいよ緊張する工程に突入です。
先に新築部分を進めたのは、
始めて本格的な断熱工事を行う工事屋さんのための
技術講習の意味も持っていました。

新築部分は断熱工事が進められています。
hit7807.jpg
建物の外に断熱材を貼る付加断熱の作業をしています。
この後、急いで防水紙を貼ります。

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追記:
週末に日立に行く用がありますので、
防水紙の施工状況を確認してきます。
posted by TOY-order at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

着痩せするタイプが理想です

常陸の家」は古い民家が並ぶ集落に位置します。
景観を守ることも建物の寿命に大きく影響していると考えますので
周囲の建物に溶け込むデザインを意識して設計しました。
はっきり言いますと、
設計者の気配を消してしまう程の馴染の良さを目指しています。
素っ気ない外観と周囲の民家と全く違う内部、そして温熱環境など、
建物の中に入って始めて設計者の存在が確認できるような、
割と控えめな設計をしています(赤面)

問題は断熱材の厚さです。
古い家には断熱材なんてありません。
室内に見えている柱がそのまま外にも見える構造ですので、
冬でもTシャツ一枚で過すようなもの。かなり薄着ですね。

それに対して改修後の建物は、
柱の太さと同じ厚さの断熱材を壁の中に詰め込めるだけ詰め込み、
さらに外側にもう少し断熱材を詰める付加断熱まで設けます。
屋根にも20cmの断熱材が充填されます。
そこまでやると、
セーターの上にダウンのコートを着ているような状況ですので、
外観がかなり重たく見えてしまいがちです。

地域の景観に馴染む外観に拘りますので、
一軒だけモコモコしていては困ります。
外観はTシャツ1枚風を目指さなければなりません(笑)

hit7797.jpg

建物の新築部分がかなり出来上がってきました。
農家の蔵にあるような屋根を浮かせて見せる納まりです。
どっしりと深い軒の屋根をふわりと乗せる蔵の屋根の
強さと軽さのバランスが好きなんです。
軽いだけのペラペラした最近の建築の屋根より好きですね。

屋根の直ぐ下にある窓は、
南側にありますが日射取得がほとんど期待できません。
2月頃の夕日が細く差し込む程度です(想像以上にキレイでした!)
性能だけを考えて設計したなら付けるべき窓ではありませが付けました。
今回は屋根の断熱厚さが意識されないことが重要だと考えたからです。

厚着しているように見えないでしょ?
着痩せするタイプが理想なんですよ(笑)

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追記:
甘党です。
それをかなり言いふらしていました。
おかげで見学会の差し入れの多くが小豆系・・・
かなり分けましたが、相当量はボクの胃袋に入りました(嬉し涙)

posted by TOY-order at 22:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

職人と出会っていたらしい

どんな仕事にも要求以上の仕上がりを目指す人種がいます。
採算とか労働時間なんてのは二の次で、
相手の喜ぶ顔が最大の報酬だったりします。

先日、
「常陸の家」が朝日新聞の取材を受け
3月1日の新聞にその記事が掲載されました。
記者は建築の素人で、
私の説明をどこまで理解できているのか正直言いまして不安でした。
これまでも建築雑誌や業界紙などの取材を何度か受けましたが
多くの記事は取材で説明した内容とはほど遠い内容でした。
そんなことが続きましたので、
先日のブログで失礼な文章を書いてしまいました。ここ

ところがこの記事を読んでビックリです。
一般紙の地方欄ですので専門用語は全く使われてありませんし、
記事の枠にも制限があったはずです。
それなのに、
私の言いたかったことが限られた字数の中で十分に語られてあります。

hit7763.jpg
クリックで拡大されます。

どの業界にも職人はいます。
相手の喜ぶ仕事に生き甲斐を感じる人です。
ありがとうございました。

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追記:
職人の仕事とは時間軸上にあるのではないでしょうか。
60年前の建物を改修するとたくさんの職人技に出会います。
素晴らしい技術に驚き感動している私の姿を
当時の職人さんは遠くの空の上から眺めてほくそ笑んでいるでしょう。
時間を超えた名も無き職人はこの時を信じていたはずです。
なんとも気の長い話です。
posted by TOY-order at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

取材来た♪来たこれ取材♪マジで来た♪

常陸の家」に行ってきました。
曳き屋は3度行う予定で、今回は2度目!
1度目は建物を移築しない部分と切り離すときで、西に2mだけ移動。
そして今回は、裏の敷地まで10m以上移動しました。

最後は移築する建物がピッタリ載る基礎が完成した後に行う移動で、
移動後のジャックダウンが見せ場です。
この日は見学会にする予定ですのでお楽しみに。

そしてこの日は、朝日新聞の記者が現場に取材に来ました。
福島県の設計事務所で超長期住宅に採択されたのは私だけですが、
県に進捗状況を問い合わせても、現場は茨城県ですので
福島県庁では状況を全く把握出来ていないとのこと。

県が把握出来ていないならと電話取材があり、
現場取材となりました。

hit0355.jpg
写真は、
移築後に接続する新築部分の前に移動した築60年の古民家
の前で図面を持ってポーズを取る設計者を撮影する新聞記者
を事務所のスタッフが盗撮したもの(笑)

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追記:
雑誌や新聞の取材を何度か受けたことがありますが、
伝えたいことを満足するレベルで書いていただけないのよね。
建築の素人である記者さんが簡単に理解できたら
こんなに苦労して断熱の文章を書いたりしていませんよ(笑)
とにかく、今回もどんな記事になるのか今から楽しみです。

失礼な文章だったと思う。
今は反省している。090302加筆修正
posted by TOY-order at 22:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

アリ返し

常陸の家」は床断熱ではなく基礎断熱となっています。
基礎のコンクリートは外気温による熱ストレスや、
酸性雨などで徐々に劣化していきます。
基礎コンクリートの外側に断熱材を設ければ、
外気温によるコンクリートの温度変化はほとんどありません。
基礎断熱とすることでコンクリートの耐久性は確実に上昇します。

但し、欠点もあります。
一つは「床表面温度」
基礎断熱の建物は床断熱の場合に比べて
床表面温度が下がりがちです。
これは、床下暖房を採用すればほぼ解決!

問題は「シロアリ」です。
断熱材が地面の中に埋まっていますので
断熱材の中を通って行くとシロアリは簡単に木材まで辿り着きます。
私の現場では断熱材の外側に塗るモルタルを地面の中まで塗り固め、
シロアリの進入を防ぐよう配慮していますが、
今回は「超長期住宅」ですので、
それだけで200年の耐久性があるとは思えません。

そこで今回は、
もし断熱材の中にシロアリが進入しても
木材まで辿り着けないような仕掛けを設けます。
hit7608.jpg

断熱材の上面に、板金で「アリ返し」を設けることにしました。
スケッチは現場打ち合せで描いたものです。

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追記:
移築部分の曳き屋が済んだとの連絡がありました。
と言っても、曳き屋の全行程が終わったわけではなく、
移築先の基礎ができるまで、その手前で止めておきます。
まずは、建物の詳細調査です。
使える部分とそうでない部分を選分けなければなりません。
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2009年02月17日

曳き屋準備中

常陸の家」では曳き屋の準備が着々と進んでいます。

現場に到着すると横に2mほど建物が動いていました・・・
敷地内の植木を躱すため動かすことは聞いていましたが、
あっけない・・・
そんな簡単に動かしていただくと、興奮している自分が情けないです。
hit7581.jpg
(写真は複数の油圧ジャッキを同時に操作する機械♪)

移送先の敷地は、現在建物がある敷地より地盤が上がっています。
おまけにコンクリート基礎が立ち上がっていますし、
更に更に、曳き屋のレール分持ち上げなければなりません。
建物をどれだけ持ち上げるのかは現場任せでしたので、
具体的な高さは把握していませんでしたので、驚きました!

hit7435.jpg
これが1週間前(見学会のとき)の状況です。

1週間後・・・

hit7614.jpg
1.8m持ち上げました〜〜!
午前中はこの半分程度だったのに、そこからが早かった!
建物の下を普通に通り歩きできます。
こんなに上げるとは思っていませんでしたので・・・(赤面)

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追記:
この後、移動先までレールを敷き、
力自慢の5人の猛者が・・・嘘・・・
建物をコロに乗せましたので、簡単に動くとのこと。
hit7622.jpg
画面中央の赤いのがコロです。
この写真だと顔に見えるので、
密かに「レットドラゴン(カッコイイー!)」と名付けてみたり♪
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2009年02月13日

曳き屋の準備

常陸の家」はQ1住宅見学会が無事終了し、
次の見せ場に向かって動き始めました。

なんと言っても次の見せ場は「曳き屋」ですね。
曳き屋とは家を別の場所まで引き動かす作業のことです。
かなり大きな塊が移動しますので、
楽しみに待っている人もたくさんいます。

今日は、曳き屋の準備作業をしていました。

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床板を剥がすとコンクリートの基礎なんてありません。
通常柱は石の上に立っていますが、
この現場ではコンクリート基礎の上に立っています。
昭和25年にコンクリート基礎を造っていたのか?

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床を受ける「大引き」には古在が使われてあります。
これも再々利用としましょう!!

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束石もコンクリートの既製品!

60年前って、勝手に石の上に建っていると思い込んでいました。

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追記:
床下は風通しが抜群に良く、極めて健全な状態が保たれてありました。
この当時の大工さんは、基礎のコンクリートを見たときに
「そんなことしたら床下が傷むぞ!」とかなり不安に思ったでしょう。
これって、
基礎断熱で床下換気口を設けない設計をしたときの
大工さんの態度とたぶん一緒です。
posted by TOY-order at 17:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

またしゃべってきました。

常陸の家」はQ1住宅見学会に参加しました。
おまけに、
超長期住宅先導的モデル事業の普及広報のため
セミナーを開催しましたので準備が大変ですよ!

当日の朝に完成した資料で約1時間
一般のお客様を対象に「常陸の家」のコンセプトを説明しました。
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参加者は20人ほどの小さなセミナーでしたが、
距離が近い分、聞く側も居眠りやよそ見ができませんので
緊張感のあるセミナーになりました(笑)

話の内容は、
建物の耐久性について考えていることから、
計画地の魅力、敷地の他にない特徴、古い建物の美しさなど、
予告通り「国誉めの儀」を滞りなくしゃべり、
最後に、
建物の寿命を延ばすには
「大切にする気持ちを受け継ぐ」ことが必要で、
家を大切にしている姿を家族に示すことが家長の使命であると
お客様にお願いして無事終了となりました。

詳細な内容は、これまでブログで書いてきましたので割愛♪

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追記:
司会者と建て主様から連続して「褒め殺し」されたときは
どうして良いか分からなくなりました・・・
誉められることに慣れていませんので・・・(笑)
posted by TOY-order at 22:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 現場レポ_常陸の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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by blog-parts fab.
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